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お互いさま

作者: 川進

お互いさま




傷の深さ。

聞かれたくない。

言ったら、息止まる。


おたくだって、

そうでしょう。

おんなじにおいが、

する。


目が合うと、

話し出したいのに、

お互いの傷が、

近寄らせない。

怖くて、

足が、

動かない。


おたくだって、

そうでしょう。

見つめ合って、

がたがたしてる。


はたからみたら、

おかしな2人。


ねえ。

どうする。

たぶんお互い、

無言で、叫んでる。


もう、

嫌なんだよね、痛いの。

いくら、無言で、

叫んでも、全然、

前進するわけない。


がたがた。

ぶるぶる。

青い顔。

息が、止まりそうでも。

そばに、行きたい。

おんなじにおいが、

するひとの、そばに。


おたくだって、

そうでしょう。

おんなじにおいだから、

わかってる。

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― 新着の感想 ―
[良い点] これを読んで好きな人と合う人って全然違うよなぁって、なんとなく思ってしまいました。
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