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初夏の句① (゜-゜)「初夏でも森は冷えるぞ……」

作者: 種 裸雨

夜森を

潺背に見る

欄干に

産毛一つで

小風捉えん


【読み】

よるもりを

せせらぎせにみる

らんかんに

うぶげひとつで

こかぜとらえん

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公式企画「俳人・歌人になろう!2023」参加作品です。




▼小説家になろう 公式企画サイト


https://syosetu.com/event/haikutanka2023/


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以下、無粋な解説へスクロール
















人の喧騒から遠い田舎の、真っ暗な森からまさに始まる小川に、かかる小さな赤い橋の上で

怖いもの見たさに目を遣るせせらぎの先、真に光の届かぬそこに臨む

そんなはずないと思う自分、闇の奥から見つめられる虚妄は頭の隅にこびりつく

今この時、時を隔てた過去の人々と同じ怖れを懐いた歓び、総毛だった身体はどちらに由来したか

小さな風が吹く、歩けば吹いて散る小さな風が、産毛を撫でた、湿りをなすりて

私は今、森の口にいる、生きた森の腹を覗いて



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