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『オタクに優しいギャルにならないか?』と持ち掛けられてVTuberを始めた話  作者: oz
第二章 VTuber本原つぐみの初ゲーム配信編
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第5話 次の配信、何しよう?

「おい見ろよ康美。YauTubeチャンネル登録者数が1500人を突破してるし、ヌイッターフォロワーも3000人を突破してるぞ」


「ふーん。すごいわね」


「なんでそんな他人事な感じなんだよ」


「そう言われても、私はただ配信しただけだし。むしろ色々準備してくれた勝次の方が達成感とか感じてるんじゃない?」


「それは否定できないな」



 初配信から三日。

 私たちはいつものように勝次の家でダラダラとしていた。



「配信に来てくれた人たちや真田さんが配信後に感想とかをつぶやいてくれたおかげで、結構な人がアーカイブを観てくれたみたいだな。これはまだまだ伸びるぞ」


「ふーん」


「康美、本当に数字に興味無いんだな……」



 私が興味あったのは配信という過程であって、その結果は正直頓着無かったし。

 まあこればっかりは仕方ないわ。悪いわね勝次。



「まあそれはそうと康美、まだ配信続けるか?」


「そうね。思ったより楽しかったし、これならまたやってみても良いかなって思ってるわ」


「そっか。なら次に何するかくらいは決めといた方が良いかな? 初配信が雑談配信みたいな感じだったし、次はゲーム配信? 映画やアニメの同時視聴?」


「ゲーム配信にしようと思ってるわ。やっぱり配信と言えばゲーム実況って印象が強いし」


「まあ無難だよな。となるとまずはB-PEXやスプラトーンとか人気なやつにするか?」


「あー……私その手の対戦系ってちょっと苦手なのよね。正確には友達とか身内じゃない、顔の見えない誰かとやる場合は、だけど」


「マジか、そうだったんだ。俺らとは普通にやってたから全然気づかなかったよ。となると一人用ゲームか? 何にしようか―――」


「それなんだけど、実はやってみたいゲームがあって。せっかくの機会だしまずはそれにしようと思うの。

 大丈夫だとは思うけど、ちょっと古いゲームだから勝次の家にあるか確認していい?」


「もちろん。で、そのタイトルは?」


「うん。あのね―――」



 タイトルを聞いて何故か驚いた様子の勝次に首を傾げつつも、勝次の家にそのゲームがあるのを確認し、当日の設定を勝次に依頼して。

 二日後に本原つぐみの第二回配信にして初となるゲーム配信を行うこととなったのだった。

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