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『オタクに優しいギャルにならないか?』と持ち掛けられてVTuberを始めた話  作者: oz
第五章 身バレの危機と服部ミヤビ誕生編
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第26話 理由は何?

 まさかの同意を得た翌日、私は酒井さんと共に再び勝次宅を訪れていた。


「酒井さん、俺の提案に乗ってくれてありがとう」


「は、はい。よろしくお願いします」


「今すぐ配信する訳じゃないし、まだそんなに緊張する必要は無いよ?」


「すいません……」


「酒井さん大丈夫? やっぱり無理しない方が……」



 相変わらず不安げな酒井さんの姿にたまらず口を挟んでしまう。



「ありがとう榊原さん。でも大丈夫、私がやるって決めたことだから。緊張はしてるけど無理はしてない……つもりだから」


「酒井さん……」



 不安は不安なんだろうけど、やっぱり酒井さん案外強いと言うか芯がしっかりしてるっぽいわね。



「本当に助かるよ。せっかく応じてくれたんだし、期待を裏切らないようなるべく早くFreak‘S MATEと接点が持てるよう俺も頑張———」


「あ、いえ、違うんです」


「ん?」


「いえ、違わないんですけど、確かにFreak‘S MATEのお二人とお会いはしたいんですけどそれだけじゃないと言うか……私、榊原さんみたいになってみたくなったんです」


「え、私?」


「うん。こうして親しくなるまで、私榊原さんのこと大人な人だなって思ってたの。物怖じせず誰とでも話せていて、それでいて相手を尊重も出来ていて。

 ……あ、もちろん今でもそう思ってるよ?

 そんな榊原さんが、普段と全く違う姿と雰囲気であんなに楽しそうに配信しているのを見て、なんと言うか良いなあ……って思ったの」


「酒井さん……」


「もちろん見るのとやるのとじゃ大違いなのは分かってます。

 でも榊原さんの配信を見て、自分でもやってみたい、挑戦してみたいって思ったの。そう思えたのは榊原さんのおかげなの」


「……そっか」


「自分で言うのもなんだけど、私ってこんな風でしょ? 

 今まで自主的に人前で喋ったりするようなことなんて数えるほどしか無いし、正直お二人の期待に沿えるとは思えないけど……それでも、私に挑戦させてもらえますか?」


「……うん、もちろん。こちらこそ引き受けてくれてありがとう。一緒に頑張ろうね」


「うん!」



 こうして酒井さんは、友人から配信仲間へと進化することとなったのだった。



「なんと……なんと素晴らしい……! てぇてぇ……!!」



 せっかくいい雰囲気だったのに水差すんじゃないわよ。

 この百合に割り込もうとする彼氏め。

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