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欲っしていた薔薇に目を見張る
「あぁ好きだなぁ」
と思う人に
「好き」だと伝えることが
受け入れられていて
その上
喜んでもらえて
「ありがとう」だなんて
それは本当に
私が望んでいた世界のひとつ
だったのではないだろうか
この恋により
この歳最後の日まで
たくさん心の『雨のち晴れ』状態を繰り返し
たくさん人生の苦い定義を見つけ出し
たくさん過去の恋と比較した
母性本能を最大限に発揮した恋に
自分磨きに繋がるWin-Winな罪なき恋
二人だけの遊び場がある名前なき関係の恋
それらには全てに落とし穴があった
もちろん今
私が好きな人との恋も
底が見えない
暗く深い落とし穴だらけだ
だけどどうだろう
私が一番欲っしていたものは
私が本当に好きだと思える人からの
私に向けられる
情熱だったのではないだろうか
目の前に差し出された薔薇に目を見張る
「お誕生日おめでとう」




