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弾け飛ばなかった後の世界
空中に漂う光の粒が
突然弾け飛ぶかのように
その世界から姿を消そうと思っていた
決して故意ではなかった罪を
私はおかしてしまったから
退くべき時がきたのだと
するとどうだろう
まるで絹糸のようなものが
繋がっているかのごとく
私はあなたの世界に
強い力で引き上げられた
私は当初
その煌びやかな世界に
度重なる懐疑心を抱き
自身の属性を省みて
拒絶反応のようなものを起こし
不安定になった情緒を
涙で流し去らすことしか出来なかった
だけどそれ以上に
どうにか気持ちを落ち着かせて
ここに残りたいとゆうぎりぎりの意志と
あなたが私を必要としてくれているとゆう
泉のように湧き上がる純粋な感情が
いろんな人とのご縁を生んだ
花畑のような世界に私を今
存在させている