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代償と走馬灯
自転車を精一杯に漕ぎながら思ったことは
「あぁ、これが代償か……」
という切実なものであった
でもこれが自分の選んだ道だと
心の底から認めていたし
逆に覚悟や反省とは相反するような
楽しかった日々の記憶が
まるで走馬灯のように
加速に合わせてなびく髪の隙間に
入り込んで蘇ってきた
何が起こってもしょうがないんだ
浅はかだったんだから
本来は
手を出してはいけないものだったんだから
でも、もしまだ間に合うようであれば
今度こそ万全の体制で対応したい
何事に対しても
ただただ感情を爆発して
訴えてる場合じゃないんだ
どんな相手に対しても行っていることは
私の思い通りにいかないなら
その相手の特性を理解して
何を望んでいるのかを見極めてから
私自身の行動を決めていること
そう、私はただただ
穏やかでスムーズな日々の流れを作り出し
いろんな分野の美しいものを愛で続け
日常に飽きないスパイスを見つけ出す
そうやって生きていきたいだけなんだ




