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被害妄想と隙間に咲く花

少し被害妄想なところがあると


自分の良くない部分について

気持ちが落ち着いている時に

飄々とした面持ちで思うことがある




だからあなたがこれまでの人生で

湧き上がる向上心を胸に

人の心をあやつるかのような(すべ)

学んできたんだということを

改めて認識してしまった時


もしかして

私にもその(じゅつ)が使われたのではないかと


無駄に疑心暗鬼になったりするのだった




そんな私を

あなたは心外そうに(たしな)めて

これは花のような恋だと言った




何でもない日常に


バランスを取りながら

一日一日をこなしている日常の隙間に咲く花に


私は指先でデコピンをするかのような衝撃を与える




あやつられたのではない


私たちは

共犯者だ

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