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乙女心を抱いたまま
「一緒に住みたいなぁ」
はたと瞳が動くのを忘れてしまうくらいに
あなたの何気ない言葉は
私の想像を超えてしまう威力を持って
心にじわじわと浸透していくのを感じた
そういう夢見心地な妄想ならまだしも
そういう現実的願望のような発想を
実際に誘うように言葉にするということは
なかなかの事なのではないかと
翌日になって改めて考えてみたりする
「あぁ、こうゆう感情になるのか」
それが叶うにしろ叶わざるにしろ
心にぽっと灯ったランプの感覚を
ありがたく噛み締めたいんだ
今日も私は
スイーツ自己投資No.1の
もちもちカヌレを食し
灰色ウサギがうずくまる
ピンクを基調とした表紙の小説をかたわらに
カフェにある脚の長い椅子の上
乙女心を抱いたまま年を重ね
日記のような詩を綴り続ける




