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チョコエッグ

いつも

心をコーティングしていた


まるで

チョコエッグのようなもので


でも

パリパリに割らないと

あんな声は出せないの


だから

遊泳を終えた後は

コーティングがはがれた心で

余韻に放心する


そして

現実世界が

次の動作を急かすかのように

私はその場から一歩を踏み出す


はがれた心はやけに無防備で

普段ならどうってことないパンチでも

もろにくらってしまうから不思議


高揚してしまった分だけ

好き過ぎて辛いから

クールダウンしようと必死だ


そんな私を

通常モードまで引き上げてくれるのは

結局あなたの何気ない一言




新たに形成中のチョコエッグに

あやまって触ってしまった

指先の甘さを感じながら


また固まるまでは待ち続けるね


あなたに割られたチョコエッグは

綺麗で艶やかなものに

生まれ変わるから

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