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蝶のようにひらひらと回避した先で

傷つかないように

傷つかないように

蝶のように

ひらひらと

ふわふわと

回避して


その都度

その都度

羽を休められる花を

見つけては


その花が

疎ましく思わない程度に

甘い蜜を頂いていた


そしていつしか

その花が

少しでも楽しい気持ちになれるように

その心の隙間が埋まるように

私は羽につく宝石の屑のような鱗粉を

はらはらと漂わせ始めるの


ただ最終的に

永遠に同じ花にとどまり続けることは

「好き」とゆう純粋な感情ゆえに

いつしか無防備になってしまう

心の熱から生じる様々な問題によって

困難な状況に陥る


それでもやはり私は

その瞬間その瞬間に

一輪の花に全力を注いでいる


自身を守ることを忘れ

花との恋に傷つくこともあるだろう


すると今まで羽を休めたことのある花たちが

ふわぁと絶妙なタイミングで

不思議な香りで癒してくれるんだ


私の恋の感情なんて知らないくせに

まるで無意識に

鼓舞してくれているようなんだ


届かない「ありがとう」は別の形で


涙を流しきったら私はまた

一輪の花を

あなたを

好きでい続けるんだろう


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