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そこに在る恋
それは全て
「そこに在る恋」を
思い出すかのような行為の数々だった
第二外国語講義の小テストに向けて
真面目に単語を紙に書き写していた君が
ふと目の前で何かが
弾け飛んだかように顔を上げた後
建物内の飲食店通りを二人手を繋ぎ
賑わう人波を縫うように歩いている中
不意に君のいたずら心をくすぐるような
人目につきにくい階段に僕を引っ張って
燦々と降り注ぐ日差しに弱い君は
僕の隣でベンチに腰掛けたまま
白い縁取りの紺色日傘をバサッと広げ
おもむろにそれを傾け隠れるかのように
僕に顔を近づけキスをした




