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第17話:元の世界へ戻る方法02

「はぁ…はぁ…はぁ……」

「ジノールさん、大丈夫ですか?」

「……いやっ、アンタのほうが頭の中身大丈夫かよぉっ!!!!??!? ポケ●ンショック並みに目がチカチカしてメッチャぐるぐるでヤバいしアンタの脳みその思考が漢字まみれで逆にメッチャ心配したわっ!!!」

「はは〜歯科業界に限らず、医療って漢字表現はたくさんありますからねー!」


 魔術屋の中で両手で目を押さえて転げながら悶えるジノール。

 安易に人の思考を覗くべきではないと、この時点で彼女は悟っただだろう。


 所詮、魔術で人間を治療してやるぜとか安易に設定しがちな作品ほど、ガチの医学用語にアレルギー反応を起こすものです。少しは勉強して知見を蓄えるべき。


「それで、僕の記憶を頼りに元の世界へのルートを繋ぐことはできそうですか?」

「……ま、まぁ…現実世界の記憶が多いほど軌跡をたどりやすいものだからね。チョット待ってなさい」


 というと、ジノールは目をそっと閉じて牛乳まみれのまま呪文を唱える。


 ……

 …


「その……勲造殿?」

「何でしょうかっ!(デッカイ声)」


 肩車されたジノールが予め耳を抑えながら質問をする。

 無事大声ガード成功。この順応性の高さはやはり騎士。


「息が臭い……と人から言われるのは如何せん不服ではあるのだが…治療と申したか?」

「はい、治療が必要です」

「息が臭いというだけで、そんな急を要すると言われても困ってしまいましてだな……」


「いやいや……『虫歯』は勝手には治りません。たとえ我慢し続けたとしても、結局削る歯が増えてしまうだけです。早め早めが一番なんですよ」

「勲造殿?」

「なんでしょうか?」

「『虫歯』というのは、一体どのような病気なのだろうか?」

「えーーーーーーーーーー!!!!!!!??!?!?!??!」


「ぎゃーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!」←これはリトールが勲造の大声に驚く声

「ぎぃぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!!!」←これは牛乳まみれの魔女がひっくり返って驚く声


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