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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

夢を叶えましたっ!

作者: まお

20歳になって親元から離れ、お仕事も安定してる。

生活についてはまだ不安も残るけれど貯金も多少あるし数ヶ月は大丈夫と言い切れる。


小学校、中学校、高校と横道にそれることなく今まで来た。

親はいわゆる「毒親」だったし、頼れる友人もおらず

何度も挫けそうになった。

それでもまっすぐ来られたのは憧れの、大好きな、そしてこれでもかと可愛がってくれる

叔母ちゃんと叔父さんのおかげ。

ありがとう、叔父ちゃん叔母ちゃん!


傍から見て「真面目」な私だけれど1つだけ、どうしても20歳になったら

やってみようと思っていたことがある。

それは…『ピアス』のホールを開けること。


下調べはこれでもかってくらいした。

耳のロブ(耳たぶ)は雑貨屋さんに売ってるピアッサーという機械でも良いらしい。

でも私の開けたいところは「ヘリックス」と「インナーコンク」と「トラガス」と呼ばれる所。


「ヘリックス」は耳の縁の骨部分(上の方)

「インナーコンク」は耳の穴と縁の間の骨の部分

「トラガス」は耳の穴とほっぺたの間の三角っぽい形をした骨の部分


ピアス=耳たぶ(ロブ)だと思っていたから、インターネットでピアスのことを知っていくたびに

ここも開けたい、あ!ここも!となってしまった。

骨の部分を開けるには「ピアッサー」というものは向いていないって知って

じゃぁどうすればいいの!?ってもっと深く調べていくうちに「ピアススタジオ」という所で開けてもらうか

「ニードル」で自分で開けるかだと知って。

自分で開けるには難しい位置だったり、痛みに耐えて開ける勇気が必要とか知って…私には無理だと思った。


だから、一番近いスタジオがどこなのか探した。

意外や意外、最寄り駅から歩いて行ける距離に個人スタジオがあるのを見つけて、即予約した。


事前調べで従業員さんは2名、お客さんは煙草や飲み物、お菓子なんかをお土産に持っていくらしい。

強制してるわけではなくて、お客さんのお気持ちとしてね。

そして予約当日。私も、飲み物とマカロン詰め合わせとケーキ数種類を買ってスタジオを訪ねた。


めためたパンクな格好をしているお兄さんが出迎えてくれて、お土産をお渡ししたら凄くいい笑顔を見せてくれた。

施術には年齢確認(18歳以上高校生不可とかあるらしい)と、氏名、住所の確認がしたいということで

免許証で確認してもらった。何も問題はないとのことで先に進む。


歯医者さんのベッドみたいな椅子に座って、施術希望の場所確認と、今後からだが排除行動をするかも知れない等の説明を

してもらって、施術後の「ファーストピアス」にするピアスの選択(A社のオパールカボションカットにした)を済ませ、

10分くらい何気ない雑談をしていざ施術。


ヘリックスは一瞬だった

インナーコンクは物凄く痛かった

トラガスは皮膚や骨をニードルが通る音が凄かった…


7~8分で全ての施術が終わって、また10分くらい雑談。

貧血を起こしたりしていないかとか、どこか気分が悪くないかとか聞いて下さって

何ともないことを確認した上でお会計をして帰宅。

前日は楽しみで夜あまり眠れなくて、その日は施術した耳を下にすると痛みがあって寝づらかった。


それからどんどん沼にハマって行くんだ、私は。

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