用語説明
前書き なし
○ソルジャー
「悪魔」(後述)から人類を守り、その恒久的な平和を維持するために立ち上げられた部隊。ルートルビーレ中心国に本部があり、その他各国に支部がある。
なお、ソルジャーという名前は、『組織の名前』と、それに所属する『隊員につけられた肩書き』の両方を指す。
ソルジャー内にも階級はあり、
先鋭(後述)
上位1級
上位2級
上位3級
中位1級
中位2級
中位3級
下位1級
下位2級
下位3級
ブレイバー(後述)
の下から順に強くなる、11階級により成っている。
昇級のためには、『悪魔討伐点数』の獲得が必要であり、『より多くの悪魔を倒す』若しくは『より強い悪魔を倒す』の二択をある程度の基準まで達成する事により昇級が成立する。しかし、この悪魔討伐点数システムにより『非戦闘的悪魔』、討伐対象の範疇から外れた悪魔までも殺してしまい、不正に昇格されてしまうという卑劣極まりない社会問題も発生している。
・先鋭
ソルジャーの中でも最強レベルの実力を持つソルジャーが位置する究極の立ち位置。その存在はまさにトップシークレットであり、民間のネットワークでは彼らの情報に触れることすら不可能。そして、彼らもその手の内を見せぬような戦いを見せる。
先鋭になるには、相応の悪魔討伐点数と、さらに既存先鋭による実技試験による合格も必要条件になる。
・ブレイバー
義務教育を始める子供達は、『普通学校に通って勉学を学び企業に就職する』若しくは『幼い頃から勉学を兼ねて技術知識を学び、ソルジャーの隊員となる』二択を迫られることになる。そしてソルジャーへの道を選ぶ子供達が入る所謂養成学校の様なものがブレイバーである。ここでも、ブレイバーという名前は『組織の名前』と、それに属する『研修生』の両方を指す。
ブレイバー内にも学科は存在し、『戦闘要員学科』、『医療要員学科』、『情報摂理解析要員学科』など様々に分けられ、自分の希望する学科に進むことになる。(なお学科の以降は中位以上のソルジャーの推薦、学科移行試験の合格が認められると成立する)
また、義務教育の替わりとはいえソルジャーとしての基本的ないろはを学ぶ施設でもあり、加入年齢制限はない。入学試験に合格出来れば、誰でもブレイバーになれ、ゆくゆくはソルジャーになれることができる。ブレイバー施設は各国各地に分散し、その指導方法はその国柄地域柄の特色がよく映るという。
○天使
人間が天使の『アイ』を宿し、その中には『ホープ』(後述)という力が秘められている。
彼らが持つアイが持つ能力、『アイ解放』は、その左眼にある『ホープ』(後述)を解き放つ。ホープによって形作った武器や性質を使って戦闘する。
・ソルジャー部隊 天使支部
この隊員は『悪魔の討伐』ではなく、『悪魔との和解』を目的とした能力を持つものが集まる部隊。『アイ』という特別な能力を左眼に与えられた少年少女達が所属し、そして戦う。その少年少女達は過去に大きな過ちや大きな絶望、大切な人の死を経験した事のある者達で、ソルジャー部隊最高責任者である久夛良木が直々に彼らに希望を見出し、能力を与えた。
ソルジャーの中での階級では例外で、どこにも所属しないという扱いにされているが、一応知識無しからの実戦投与になるのでとりあえずブレイバーとして扱われている。(ソルジャーとして活動する傍ら、勉学にも励み人間としての知識もつける)また、彼らは(彼女もまたアイを持つ)『昼月 瞹』の護衛役も兼ねており、寝食を共にする生活をしている。(彼女はなかなかの癒し効果があるそう)
・ホープ
天使にしか使えない光物質。天使の『アイ解放』発動によって生成される。様々な性質を持ち、様々な武器や物体にへと姿形を変えたり、燃えるような熱を持った性質があったりする。その能力は使用者によって多種多様。
天使達の(人間としての部分の)生命エネルギーに癒着し、融合して彼らの体内を巡り巡っている。そのエネルギーは、悪魔の操るヘイト(後述)に対しては相殺となり、同じ天使同士でのホープのやり取りは即ちホープの回復となる。天使の体が並の人間よりとても強靭で再生能力も高いのも、彼らが持つホープがある故のもの。
ホープは感情からなるエネルギーである故、ある意味無限ではあるが生命エネルギーと共に消耗するものでもあるので無限とは言いきれない。
○悪魔
人間が大きな失望や苦しみ、強い痛みや憎悪を溜め込んでしまうとなってしまう、人間の変異生物とも呼ぶべき存在。こちらにも『アイ』に能力が宿り、そこに宿る『ヘイト』を解き放ち、それを武器として戦う。
後書き なし