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霹靂
気が付くと辺りは赤色だった。目の前には何かが転がっている。よく見るとそれは、先程まで友であった肉であった。
全く状況を理解できない。何が起きた?
いや、本当は目の前のリアルを認めたくないだけだった。
肉の横にはトラックが止まっていた。中から誰かが出てくる。
??「コウ…?! おい、しっかりしろ!!」
トラックの運転手は、コウの父であった。
目の前に転がる物の上には0が刻まれていた。
突然目の前が暗くなった。
目を覚ますと俺は病室にいた。目の前には俺の親。
「大丈夫か…?」「へ?何が?」「何がって…その…」
そして俺は思い出した。これまでのことを。
「…コウは!?」
なかなか口を開かない。
「おい、なんとか言ってくれよ!!」
「本当に、言ってもいいか?」
その返答で俺は察した。もう…
「気の毒だな…コウ君も、親御さんも…」
それから、親は通夜のことなどを伝え、病室から出ていった。
何故だろう。涙は出てこない。代わりに訳の分からないほど恐れている、何かを。
俺はひとりで考えた。あの数字は本当に余命を表すものであった。そしてその命が尽きると数字は0になる。
…なんで俺なんだよ。なんで俺だけこんな能力…。
俺は、どうすればいい?




