第七十九話「巨人に連れられ上空散歩」
こんばんは!
那祢です。
花粉なのか鼻がずるずるしています。
皆様もお気をつけを。
今回は前回見ていた方が出てきます。
それは?
またあとがきで!
「あのー。すみませーん。そろそろ放してもらえませんか?」
僕は今、上空十三メートルぐらいの位置にいた。
ちなみに化け狐は飛べません。
では何故そこにいるかって?
・
・・
・・・
・・・・
彼女に聞いてください。
僕が向く方向には一人の女性がいた。
クラスで一番苦手にしている方。
「・・・・・・・・・・・・・ふんっ!」
目があったが横を向かれた。
そう彼女、シャンメールさんだ。
只今、握られ顔の位置まで持ち上げられています。
目があって横を向くぐらい嫌いなら顔の近くまで持ち上げなくてもいいのにな。
そう言えればいいのですが。
僕にも良心がある。
もう一度聞くか。
「シャンメールさーん?流石にこのままは怖いので手の平に乗せるか下ろすか、それまたは何処かに置くかしてくれませんか?」
「・・・・・・・・・・・・・」
ほらまた無言。
怒らせる事はしてないんだけどな。
ん?
おっ!
揺れる揺れる!
シャンメールがいきなり歩き出した!
あ、校舎を出てー!
校舎裏に!
からのー!
ー ぽてっ。 ー
校舎の外壁の段差!!!
外壁の段差?
シャンメールは僕を校舎の外壁にある段差に乗せた。
あー。
一応お願いを聞いてくれたのかな?
僕は自由になった。
「・・・・・ライローグ。」
呼ぶ声が聞こえる。
低い声だ。
テノールよりバスだな。
始めにあったときはツンツンお嬢様だったのにな。
そんな彼女はご機嫌ななめ。
「何ですか?シャンメール?」
呼ばれたので返事をする。
あっ。
シャンメールと目が合う。
今度は下を向いてしまう。
まあ時間あるし。
気長に待ち・・・・・
「聞いてください。ライローグ。」
話し始めた。
「私の気持ちがよくわからないのです。なぜか貴方の事が嫌いだったのに気になったり・・・す・・・きになったり。数週間前は貴方の事が大嫌・・・・嫌いでしたのに。」
素直な発言、刺さります。
どうやらシャンメールは気持ちが困惑しているようだ
そう言えば創造主、クリアしても好感度だけはそのままだって言ってたな。
何回かしていく内に嫌悪感から友好、好意に変わったのかもしれないな。
「ただ私、なぜか苛立ちもあるの。」
「苛立ち?」
「そう。なにか大切なことを忘れられて。放置されて待ちぼうけをしている感覚がありますの。」
待ちぼうけ?
・
・・
・・・
あーっ!!!
思い出した!!
ターニアルとルンのストーリーの時だ!
僕は妖力が無くなり学校で生徒を脅かして妖力を集めていた。
まあ脅かすのをシャンメール達にバレてしまいお説教を受けていたのだが。
その時そう言えば僕は一度シャンメールと付き合ったことがある。
でもそのあと僕は・・・・・
身体中の血の気が引いた。
そう、僕は・・・・・・
一週間付き合うって約束をしたのだ。
結局の所イルフィスやクロエが無理矢理付き合う事になり・・・・
放置したままであった。
僕はその場で土下座した。
そして・・・・
「すみませんでしたー!!!」
僕は出せる最大の声で謝った。
「ちょっと!いきなりどうしたのよ!?」
意味がわからなく慌てるシャンメール。
巨人だが顔を真っ赤にして手を振る姿。
ちょっと可愛いなって思ってしまう。
そんな真面目で純粋な子を放置してしまったのだ。
ー 放置するほど強くなる! ー
そんな言葉を思い出しましたが。
「僕の事でイライラさせていたのなら謝らせてください。」
「わかりました!わかりましたから!謝るのは受け入れますわっ!だから土下座は止めてくださいませっ!」
起き上がらせようと僕を優しくつつく。
子どもに遊ばれたダンゴムシみたいに横に転がる。
転がるついでに聞いてみた。
「シャンメール。」
「な、なにかしらっ!?」
「僕に対しての気持ち。どうですか?」
「えっ!」
「さっき言ってた苛立ち。」
「も、もう無いですわっ!そこまで訳わからずに謝られたら私だって許すしかないじゃないの!」
イライラはしているがいきなりの土下座に困惑していただけなのだろうか?
あれほどの事をしたのに許してくれるなんて優しいな。
でも、記憶がないだけなのか?
土下座するのシャンメールに止められた僕は立ち上がる。
シャンメールはびくっとする。
今この場所。
大声だしたので他の生徒の注目を集めている。
なので僕は早くこの場を立ち去りたい。
まよいがはまだ作れないので変化するか?
そう考えていると・・・・・
ー ぐにっ! ー
再びシャンメールに捕まる。
そして胸のポケットにシュート!
超エキサイティング!
柔らかなバ○ルドームに包まれる!
こんなベッドで寝てみたい。
寝てみるか!
ただこのあと、眠れなかった。
慌てるシャンメールは少し早歩き。
そう、ここはかなり揺れるのだ。
「シャンっ!メールっ!もう下ろしっ!てもっ!」
下ろしてほしい意図を伝えても下ろしてもらえなかった。
ただ一度振り向いた時にこう告げられた。
「私、まだ貴方と会話がしたいのです。ライローグ。」
胸の鼓動が伝わる。
前回ポケットに入ったときとは違う鼓動。
早歩きだからか?
まさか僕に?
首を横に降り誤魔化す。
それからしばらく違う場所でシャンメールの話を聞いたり話をしたりした。
エルグーラが自分の話を聞かずに勝手な行動するとか風紀の乱れとか校則とか。
話す会話は何気ないものだがシャンメール感情が伝わってくる。
楽しいんだな。
一日一日楽しんでいる。
その空間に勇者を切り込ませた僕は?
チクリとした。
別れてからポケットのメモを見るとそこにはシャンメールの好感度が最大に近いものだった。
無言でメモを閉じる
僕は彼女の気持ちに答えてあげられない。
そう僕は・・・・
ヤスベにシャンメールと付き合うアドバイスを
したから。
シャンメールさん。
そう言えば付き合うと言っていたのに放置しました。
そんな不完全燃焼を今、ここに!
の回でした。
シャンメールに好意を持たれているライローグ。
彼は彼女をハッピーエンドにできるのか?
できないのか?
それは・・・・・まだ考え中。
次回もよろしくお願いいたします。
那祢でした。




