第二十九話「マリアンとキサラギ」
おはようございます。
那祢です。
今回は学校ストーリー。
マリアンと出会い。
クラスメートは?
変わる日常生活。
変わる思い。
またあとがきで!
マリアンに抱えられるまま教室に着く。
すると・・・・・
「おっ!お二人さん、こんな所でイチャイチャにゃんにゃん?」
教卓の横に猫みたいな女の子、キサラギが冷やかしてきた。
一度同じこと言われてるし・・・・
まあ普通に対応しよう。
「キサラギ、おはよう。」
「にひひー!・・・駄目ギツネ。お、おはようにゃん!」
「ん?どうしたの?」
ただ前回と反応が違う。
前回はシャンメールと喧嘩していたからかな?
でも、よく見ると耳がすごくピクピク動いている。
そして少しモジモジしてから俯いてしまう。
「名前呼びは恥ずかしいにゃん。」
「あっ。」
そうだった。
前回は話す暇がなくいきなりショボくれて狐化したからな。
まあ、謝るか。
「ゴメン!名前呼び嫌だったか?」
「いや違うにゃ!違うにゃ!まあ、少し恥ずかしかっただけにゃ。何時もは化け猫とかしかよばないからにゃー。」
「じゃあそっちで呼ぶ?」
「いや、やっぱ名前がいいにゃ!・・・ライローグ。ふふっ。」
「うん、わかった・・・グゲイッ!」
いきなり脇を締め上げられた。
そう言えば俺はまだマリアンに俵かつぎをされたままだった!
マリアンを見ると・・・・・
すごい形相でこちらを見ていた。
「あ、ありがとうマリアン!・・・こ・・こでいいよ。」
マリアンに感謝の言葉を伝えると締めるのを止めてくれた。
だが下ろしてはくれなかった。
「マリアン?もう歩けるよ?下ろしてはくれないかい?」
「ん?嫌。」
首を横に降る。
「マリアンにゃん。ライローグは歩けるって言ってるから大丈夫にゃん。」
「ん、わかってる。席で下ろすよ。」
そう言うと俺の席まで運んでいく。
そして耳元で小さい声でささやく。
「・・・・・もう少し君を感じていたいから。」
「・・・・・なっ!」
「にゃんと!?」
マリアンの言葉に固まる俺。
そのまま揺ったり運ばれて席に下ろされた。
キサラギにも聞こえたようで握っている拳がプルプル震えていた。
「マリアン、どういう事にゃん?」
「ん?聞こえてた?そのままの意味だけど?」
「確かにライローグの狐モードは可愛いにゃんよ。でも彼は通常モードにゃん?可愛くなんて・・・」
「確かに意地悪をするが思春期の男がよくするイタズラだ。キサラギだって着ている着物の帯ほどかれたこともあるだろ?単に可愛いキサラギの肌を見たいと言う衝動なんだろう。」
「な、なにゃ!」
「だから反対にアイツの筋肉を感じたい奴もいるだろう。それが私だ。お前も無いか?」
「たしかに・・・・あるけどにゃ?」
おいおい!
そこの女子ー!
そんな世の中、乱れまくりですよ!
イタズラしていた前の僕が言うのはなんですが。
「だから彼からイタズラやられたならその分やり返せばいい。」
「な、成る程。」
ー ゴクリンコ・・・ ー
二人以外の女子もなんか見ているぞ。
そんな時だった。
「風紀の乱れは許しませんわ!」
扉が勢いよく開く。
かなり大きい巨人族の娘。
シャンメールであった。
「・・・・そんなこと言ってシャンこそよくコイツを探して引っ張ってくる。お前の方が怪しい。」
「なっ!マリアン!言っていいことと悪いことがあるわよ?私は風紀委員として・・・」
「風紀委員として?アイツのサボり癖はもうどうにもならないにゃんよ。そんなのわかっていのに連れてくるにゃん。・・・・もしや握って感じているにゃん?」
「・・・・・成る程、ガチャであるニギニギみたいにか。」
「ななななっ!何て事を!ダメ猫、馬人間!許しませんわ!」
バトルが始まりそうになるそんな時だった。
「ライローグくんを奪い合うのはかまいませんが・・・・。授業はじめたいのですが?」
アイマスクのミリュン先生がシャンメールの後ろでニコニコしていた。
「先生来てるじゃない!早く椅子に座らないと!」
「座れ座れ!」
みんなは各自分の席に戻った。
「ライローグくん?どうしたの?」
「いえ、なんにも。」
「ごめんなさいね。奪い合われて恥ずかしかったのかしら?持てる男は辛いわね?」
「「「「違います!!!」」」」
「んー。残念ね。」
ミリュン先生はメデューサ。
怒ると石にする事が出来てしまう。
だからだれも逆らえない。
そう言えば声が四つ聞こえたのだが。
見渡してみると
「・・・・!」
恥ずかしそうに手を降るヴァンパイアがいた。
俺はため息を吐いて授業を受けることにした。
マリアンの好意はそのままで始まる。
となると他のキャラの好意は?
上がったままとなっているのでストーリーが少し変化します。
またマリアンを選ぶのか?
それとも?
次回はお休みします。
またお願いします。
那祢でした。




