第二十七話 「・・・・時間は戻る」
おはようございます!
那祢です。
今回はバッドエンドのライローグ。
彼はどうなるのか?
そんな話です。
急いでかいたので荒いかな?
では、またあとがきで!
マリアンのストーリーのエンディング。
それが終わった。
ドラマを見ているかのナレーションが流れて・・・・
辺りが暗闇になる。
それから数時間後・・・・
今でも僕は暗闇の中を漂っていた。
ユラリ・・・・・ユラリ・・・・・
波に流れるかのように空間を漂っていた。
そんな中、一筋の光に気が付いた。
真っ暗の中をに発行する光。
蛍のような光。
・・・・だったのがいきなり高速に近づき激しく輝きを見せ始めたのだ。
ー ピカーっ! ー
電気ネズミの声じゃないよっ!
そして彼が光の中から現れたのだ。
前にあった彼奴が・・・・
ー ほーらー、見たことかー。やっぱり死んじゃったねー。 ー
この世界を作り僕をおびき寄せた創造主が。
ー でも、マリアンの幸せを願い勇者に託す。素敵だねー。でも、勇者に殺られるのはなー。 ー
かなり酷いことを自分の隣でボソボソ独り言を言っている。
面倒くさいのは放置にしよう。
そしてそのまま流されることに・・・・
ー はい、ちょいとーお待ちなさいなー! ー
ー ぐいっ! ー
闇に流されるのを神の力で止められる。
・・・・はい・・・・強制イベントだ・・・・
ー ねぇ?君~無視しないでよ。頑張った方だと思うよ?脳みそ筋肉のゴリマッチョ・・・・もといサラブレッドマッチョを淑女にしたんだから。まあ恋愛の基本『コーチと教え子の恋愛は必ずしもある』を知らなかったからね。 ー
それは・・・・知っています。
『だけど涙が出ちゃうバレーアニメ』
『イケメンコーチ高校生に恋をしてはいけない女子高生』
などよくテレビで見たものだ。
でも自分がそんな立場になるとは思わないよ。
ー あの時奪っちゃえば良かったのに・・・ ー
「そんなこと出来ませんよ。このゲームクリアーできなくなっちゃうし。」
ー 確かにね。でも話が変わっていたかもね。これを見てごらん。 ー
そういうと創造主は手で光の輪を作る。
ウル○ラマンみたいだっ!
少し喜んでいると光の輪から映像が出てくる。
告白のシーンだ。
俺は頷き許可をする。
彼女は喜び俺と抱き合う。
そして二人して卒業式を終え、親たちには告げず学園から去る。
カイルはパーティーで告白はしなく一人思い更けている。
そしていきなり何か気が付いたのか立ち上がり闇に消えていった。
数年後・・・・・
僕は妖孤の力が暴走、妖怪幻魔王になる。
マリアンや息子を屋敷から追い出しそこを根城として立ち上げた。
その後、悪の限り尽くした俺はカイルとその仲間たちに殺されるのである。
『お前なら幸せにできると思ったのにっ!あの時なぜ俺に譲らなかった?』
『誰にも・・・渡さない・・・約束・・・し・・た・・・・』
その一言。
そして伝説へ・・・・・。
ー ろくでもないルートだけど良い話だよね? ー
気楽に答える創造主。
確かにね。
自我持っていたから魔王にならないはずだ。
じゃあババを引いたのか。
そう思っていると。
ー 君、無口だね?もっと色々話をすれば楽しくなるのに。そうかっ!そういうことかっ! ー
何かを一人頷いていた。
不安に思った俺は
「あのー創造しゅ・・・・・」
名前を呼ぼうとした時だった。
ー ガクンっ! ー
いきなり僕のたゆたんでいた体がガタリと止まる。
これってどこかで・・・・・
ー なるほどっ!早くみんなに会いたいんだねっ!ならば行ってらっしゃいっ!!!過去へっ!!! ー
止まっていたいきなり加速する。
もしやこれって・・・・・!!!
ジェットコースターだっ!!!
スピードはさらに加速!
「うわーっ!!!ぶ、ぶつかるっ!ぎゃー!」
僕は早さを駆け巡る。
なのに何故かその横で並走している創造主。
ー なーんだ喋れるじゃないか!そうそういい忘れていたから伝えておくけど女性の好感度はそのままにしとくねー。あとマリアンのストーリーはクリアーってことで。じゃあねっ? ー
そう言うと彼は僕の肩に手を置き走り出す。
こ、これはまさにボブスレーの出始め走り・・
そして僕は光になった。
んっ?
ここは?
柔らかい草木の香り。
なんか暖かいぞ?
僕はゆっくりまぶたを開けた。
は覚えているが・・・草原で寝ていた覚えはない。
しかも学校?俺が学生の頃はもう十年以上たってるのだが。
どこなんだ?ここは?
頭を悩ませていると一人の男子学生が走りながらやってきた。
あ、あれはカイルっ!!!
俺を殺した奴が走りかけてく。
まさか・・・・・
そんな恐怖を胸に抱える僕に彼は
「おーい!ライローグ!ユミファの情報をおしえてくれ!」
あれっ?
カイルは聞きなれた言葉を僕にぶつけてきた。
そうかっ!
最初に戻ってきたんだ!
ならばもう一度この世界でっ!
だがまずはこれかな。
俺は頭をかきながら胸のメモを取り出すのであった。
「そして時は動き出す・・・・」
あるコミックであったような。
そんなわけで振り出しです。
次は誰を選ぶのか?
次回もよろしくお願いいたします。
那祢でした!




