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第二十四話「卒業式って?」

こんばんわ!

那祢です。

今回は卒業式。

マリアンに対しての気持ちを受け止めながらもカイルと恋仲にしなければいけない。

恋の三角関係はどうなる?

またあとがきで!

俺は腫れぼったい顔を起こした。

あ、あのまま寝てしまったようだ。

枕が湿っぽい。

あー。

寮にいたい。

でも卒業式に出ないとイベントが始まらないし終わらない。

そう、俺は友達にアドバイスして情報を流すモブキャラ。

重要人物ではないのだが・・・・・

ただ、ゲーム内では必ずイベントに出てきて激励する役なのだ。

そう、全てはカイルのために・・・・


ー ズキッ! ー


痛い。

昨日布団の中でこの痛みを思い出した。

昔、自分が好きな人に告白をし、フラれたあの時を。


「告白ありがとう。でもね私、あなたみたいなゆるキャラは好きじゃないの。近寄らないでもらえる?」


一瞬で心が砕けた。

それから女性に対して苦手意識が生まれた。

僕は恋や恋愛などできないんだ。

そう言い聞かせ人生を進めてきた。

それを思い出した。


「さて、準備しますか・・・・」


服を着替えて食堂に行く。

そう、これが終わればエンディング。

全てはこれのため。

食堂のトレーを持つと


「ライローグちゃん!今日もご飯しっかり食べてくれてありがとうね!おばちゃん、お残ししない子好きだよ!また遊びにきてね!」

「あ、ありがとう。」


食堂のおばちゃんにバシバシ背中を叩かれながら感謝の気持ちを伝えられた。

確かにお残しする学生多かったからな。

もらった朝食セットを速攻で食べ終わりおばちゃんにトレーを返す。


「ごちそうさま!またね!」


一声添えて。

奥で洗い物をしていたのだが


「あいよー。」


と小さい声が聞こえた。

ふっ。

それだけでも嬉しくなる。

さあ、卒業式に行くか!

僕は学校にむかった。



「おはよー。」

「あっ!おはよー」

「今日で学園生活、最後だね」

「でもまた会えるじゃない!」


教室では皆が騒いでいる。

別れの言葉や再開の言葉を出会う友達に伝える。

そして体育館に集まり卒業式が始まった。

祝辞や校長の話。

そして卒業証書の授与。

おっ?

カイルの番だね。


ー キャー! ー

ー わーっ! ー


来賓席まで騒がれる。

彼の決めた道が全てを変えそして新たな物語始まる。

そんな彼の卒業だから注目されているのだ。

・・・・・・

何かアイドルのコンサートみたいだな。

有名な御家の方は騒がれるようだ。

ちなみに僕のは・・・・・


ー シーン・・・・ ー


誰も騒がなかった。

父親も母親もいなかったし。

でも受けとるときは少し客席で拍手が聞こえたのが嬉しかった。

あっ!

セオンだ!

手を降ってくれた。

少し嬉しくなりながら席に着いた。

そこから終わるまで長い時間がかかった。

校歌やら教頭の話。

代表の挨拶。

絶対みんな長いと思ってるはず!

うとうとしながら残りの時間を過ごした。


そして卒業式か終わり各クラスに戻る。

残るイベントは・・・・・


先生にからの祝辞と帰りに告白。

あと、卒業パーティーもある。

どのタイミングでマリアンはカイルに告白するのか?

そんなことを色々考えていた。


ー ズキンッ! ー


また痛みが!

落ち着け僕。

しかし、その時は

僕はまだ知らなかった。

待ち受けるエンディングを。

あとは告白。

前の日に告白とキスをされたライローグ。

大丈夫なのか?

そしてハッピーエンドは見れるのだろうか。

またよろしくお願いします。

那祢でした。

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