第二十一話「夢か現実か?」
こんばんは、那祢です。
久々のモブキャラ。
内容を分かりやすくするため新キャラが登場。
新キャラと言うより・・・・・
ではまたあとがきで!
ー ライローグ君・・・・ ー
「んっ・・・・?」
いきなり声が聞こえてきた。
ここは何処だ?
僕の足元には大理石のような石が敷かれている。
回りは・・・・・・・・・
何もない。
暗闇だ。
歩いて良いのかわからないのでしばらく待つ。
ー ねぇ、そこにいないでこちらに来てよ。 ー
女性に近い声だが・・・・・
どちらかと言えば第二成長期前の男性の声だろう。
僕は声のする方に歩く。
すると・・・・・
ー どっち行ってるんだよ!こっちだよ。ほら、上を見てごらん。 ー
上を見上げる。
そこには・・・・白い服を着た女性が。
いや、あればちがう!
神々の着ている服を着ているから見えるだけだ。
ロン毛の金髪で中学生くらいの子どもがいた。
うん、整った顔ですね。
良い・・・・・
ー もうっ。見とれてないで何か言いなよ! ー
いきなり怒られた。
見とれていたのにな。
なら今の現状で疑問に思ったことを聞いてみることにした。
「えっと・・・・口、動いてないのですがどうやって喋っているのですか?」
ー ズルッ! ー
浮いていた金髪神様がずれ落ちる。
ー き、君。聞くこと間違えていないか?まずあったら自己紹介しないと!まあ、声を出さないで喋れるのはこの世界を作ったものだからかな。名前は創生者とよんでねー。 ー
「創生者?じゃあこの世界から出れる方法を知っているんだよね?教えてくれないか!」
ー えー。来たばかりじゃないか。まだモブとして一人も攻略させてないよね?それじゃあダメだよ。 ー
「な、なら誰か一人攻略したら戻してくれるんですか?」
現実世界に戻れる。
ならば早く彼女をカイルとハッピーエンドにしないと!
そう思っていると・・・・
ー いやぁーそれじゃあ楽しくないよ。全員クリアーしてよ。君の中にいる逃げた狐君の代わりにさ。 ー
僕の中にいるライローグのことを知っている。
創生者は何を狙って・・・・
「おいっ!お前!なんでアイツのエンドを悲劇的ににしたんだっ!」
「なっ!」
いきなり隣に僕がいた。
いや、正しく言うならこいつは・・・・
「君は・・・ライローグ?」
「んっ?ああ!もう一人の奴か!?」
妖弧のライローグだった。
彼と感動の再開したばかりなのだがそれを遮る声がする。
ー 邪魔してごめんね。で、狐くんのバッドエンドに文句があるようだけどあれば君がイケないんだよ?彼女、ハッピーエンドにしながらもう一人に手を出してるんだもん。だからさー皆殺しにしちゃった。どう?手足もがれたりムシャムシャポリポリされているのを見て。大好きなあの子も聖剣で貫かれねー。無残ですよね?でも、あれは君が二股ルートにしたからだ・・・・ ー
ー ブンッ! ー
ライローグは大きくなり創生者に爪で斬りかかる!
だがそれは彼には当たらなかった。
ー もー!いきなり斬りつけるってなんなんだよぅ!ここは君との精神で繋がっている・・・・夢って奴だよ。だからそんな事しても効かないよ? ー
「五月蝿いっ!くそっ!アイツがっ!」
効かないとわかりながらも斬りかかるライローグ。
よほど憎いのだろう。
僕も見たあの映像。
マリアンに出会う前にあれを見ていてよかった。
目の当たりすれば・・・・
ー 邪魔だなー!まあ、君に一言。マリアン、君の事好きだよ。あとこのゲーム、バッドエンドみたいなエンドしかないから頑張ってね! ー
「えっ?」
マリアンに好かれているの一言に反応してしまった。
それとバッドエンド風のエンドしかないと。
「ちょっと創生者!どういう事・・・・!」
聞こうとする僕にウインクすると目の前から消える。
すると・・・・
「なっ!うわぁー!!!」
「はっ!ぐわーっ!!!」
足元の大理石の様なものが消えた。
そして二人は落下・・・・・
・・・・・・
・・・・・
・・・・
・・・
・・
ー ゴンっ!!! ー
そして目が覚めた!
僕は今・・・・
見事に頭からベッド下に落ちていた。
「う、ううん。が、学校行こう。」
後味が悪い夢を振り払い学校の準備をして向かうのであった。
新キャラというよりは神キャラ。
こういうやついますよね。
作者的に苦手ですが。
次回はお休みします!
多分・・・・?
コロナ、かなり感染してます。
皆さんお気を付けてください。
手洗いうがいもお願いします。
自分もがんばりますので
皆さんも予防お願いします。
那祢でした。




