第二話 クラスがわからない!未知への遭遇?
(俺はたぶん学生だよな。さっきのカイルってやつがライローグっていってたし。服装だって学生服だし。チャイムが鳴ったなら多分授業うけなければいけないよな。・・・・・)
考えながら歩いているとふと自分の持ち物のメモを思い出した。
(そうだ、わからなければ調べればいいんだ)
すかさずメモを取り出して自分を調べ始めた。
「こうすればよかったんだ!だけどのっているのか?」
(さすがに自分は載せないよな・・・おっ!あったぞ!)
※ライローグ・イレブラド※
性別 男性
種族 半獣
出身地 ジルクブーム
ジルクブームのイレブラド家の次男
クラス 二年B組
スリーサイズ 秘密
好きなもの 情報収集
好きな人 みんな可愛い
好きなこと 歌を歌うこと
嫌いなもの 辛いもの
嫌いなひと シャンメール
嫌いなこと 風紀委員
シャンメールへの好感度★★★★
アルフレドへの好感度★★
キサラギへの好感度☆☆
マシャへの好感度☆☆
ザオワへの好感度☆
カイルへの好感度☆
・・・・・・・・
・・・・・・・・
(なるほど!クラスは二年B組で!あとシャンメールさんという人が苦手なんだね。どんな人なんだろう?あと半獣って書いてあるから何らかしら特技があるかもしれないな。)
そんなことを思って歩いているうちにやっと校舎についた。
(おー!かなり大きいな。入り口も大きいし、なんと言っても人以外が通うのがわかるくらい大きさの違う下駄箱。小人や巨人もいるんだな。)
そう思い自分の下駄箱を調べていると
「・・・いましたわ!ライローグさん!あなた、なにやっているのですか!もう授業時間なりますわよ。早く靴を履き替えなさい!あなたはいつもふらふらと・・・」
大きな声が頭の上から来た。首を上げると5mぐらいの巨人の女の子が腰に手を当てて睨んでいた。
(年齢は多分俺と同じぐらいかな。おっ。スカートの中が見えそうだ!)
そんなことを思いながらも探していた自分の下駄箱を見つけ靴から上履きに履き替えた。
そして、上履きに履き替えると次の瞬間、自分の足が空に浮かんでいた。
どうやら巨人の女の子が俺をわきに抱えてもちあげたようだ。
「時間に間に合いませんわ。急ぎますわよ。」
俺は巨人の女の子に抱えられたまま20㎞ぐらいの早さで自分のクラスに向かった。早足での振動と速さがまさに絶叫だったが幸せなぷにぷにとした感触も・・・それは想像にお任せいたします。
そのため俺は抱えられて20秒もしないうちに自分のクラスについた。
「教室につきましたわ!」
見上げると二年B組のプレートがけっこうな高さについていた。
「なんだこりゃ!!!!」