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第百六十二話「巨人貴族の思いで」

こんばんわ。

退院しました那祢です。

どうやら腸内のポリープ二つあってひとつしかとれませんでした。

不味い水と言う名の下剤はつらかった。

またあれを繰り返すのは嫌だな。

さて今回も帰還させる話。

残ったのは?

またあとがきで。

残ったのは僕を含め五人になった。

シュウ。

シャンメール。

メドサ

そしてヒビキの五人だけだ。

ん?

キサラギとエルグーラはって?

説明したがキサラギとエルグーラはヒビキが変身した姿だ。

ちなみにシュウの話だと本物のキサラギは先にライローグ本人と元の世界に帰ってるそうだ


「なによ!?」

「いやなんでもない。」


ちらっとヒビキを見たのがばれて彼女に怒られる。

そうそう、早くみんな元の世界に戻さないと。

そう思った僕は次の帰還者を指名した。

シャンメール・タイスタ。

理由は簡単で創造主・・・・・もといプログラマー二人を先に戻してしまうとこの世界を壊される可能性がある。

そうするとシャンメールは元の世界に戻れずこの世界に残ってしまうから。

・・・・・・

いや決して彼女が気になったから最後まで残したわけじゃないんだ。

攻略だって一番最後になってしまったし。

いや・・・


「シャンメール。」

「はい。」


- ズーン! -


彼女は返事をするとすぐ近寄ってきた。

まあ、一歩でここまで到達するんだが。

彼女は行儀良く正座をする。

そして僕を手ですくう。

グイっと顔が近づいた。


「何を怪訝な顔をしていらっしゃるの?」

「いや、美人な顔を近づけられたからさ。びっくりしただけ。」


そうだよ。

流石に芸能人と言っていいほど整っている顔が近づけば驚く。

昔、電車で都会に行ったときに駅にあったでっかいポスターに驚いたことがあった。

まあそれが立体でいるのだから。


「ふふん。私の美しい顔にほれぼれしたの?もっと眺めても良くてよ?」

「・・・・・・・・・・」

「声も出せないほどなんて。」

「・・・・・・・・・・」

「この美貌、罪だわ。」

「・・・・・・・・・・」


綺麗だけどこれで見納めか。

勇者になった時は彼女と婚約してハッピーエンドを・・・・・・

迎えていなかったな。

キサラギと元ライローグの二人の幸せの為に頑張った。

ちょっとどこかのDBのSR戦の主人公みたいになちゃったけど。

あの学園生活楽しかったな。

しばらく眺めていると


「いい加減に何かおっしゃい!!!」

「ふはっ!」


大声で驚いてしまう。

彼女の顔が怒って真っ赤になっていた。


「ああごめん。見とれていたんだよ。」

「みとれていたー?嘘おっしゃい!それならば何を悶々と考えていらっしゃったの?」

「それはー。」

「あの時言いましたわ。『言えるときに言わずに何時言う!チャンスを流すのは男じゃない』ってね。」


確かにカイルになって付き合っていた時に言っていた。

しかし面とを見て言われると恥ずかしい。


「あの時に君には悲しい思いをさせたなって思って。」

「そうですわ。私を一人に残して貴方は先に行ってしまうんですもの。許せませんわ。」

「ごめん。」

「・・・・・でも貴方のお陰で私は最後以外楽しい学校生活を送れました。」

「ああ。」

「それに・・・・貴方に抱かれたおもいでもありましたし。」


声を小さくして言うが周りに聞こえる。


「何!この世界で何たることを行ってるんですか!」

「私にはなかったのに!何で彼女にはそんなことを!」

「不潔不潔不潔不潔不潔不潔不潔ふけつー!!!!!!!」


シュウやメドサ、ヒビキに言われる。

えっ?

最近の学生はそれぐらいでは?

そう思ったのだが口にしなかった。


「私との思いで、忘れないでくださいませ。」

「忘れないよ。」

「また会えた時は絶対に手放しませんから。」

「ん?」

「ライローグ、元の世界でまた会いましょう。シュウ!」

「ああ、また。あえるといいな」


また会える。

会えないけど。

シュウが魔法を唱える。


「絶対に、貴方を迎えに・・・・・きゃあああああああ!!いきますわ!ああ・・思い出しました。風紀の乱れは心の乱れ・・・・て言いましたが恋愛は思ったより悪くないです・・・・わ・・・・・階段から落ちた痛みなんて・・・っ効きませんわ・・・・私は・・・生きて・・・・ライローグと・・添い遂げる・・・!だからライローグまた会えた時は!」

「そうだな、シャンメー・・・」


- ピシュン! -


シャンメールが消える。

そして僕は落下。


- ベチン! -


床にたたきつけられる。

痛い。

虚しさが伝わる。

小型犬みたいにプルプル震える。

痛みじゃない。

これは、怒り。


「シ・ュ・ウ?」

「いやーこれは―。・・・・・・ごめん!」


僕は怒りでシュウを追いかけまわした。

疲れるまでずっと。

ちなみに彼女はこの世界の住人なので疲れないらしいと気がつくのは気力がなくなり倒れたあとだった。

シャンメール。

彼女は最初にあったキャラだからあのなかで最後になりました。

あと二人はどのように戻すのか?

それとも?

また次回もよろしくお願いいたします。

那祢でした。

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