表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
171/192

第百六十話「去り行く先生達」

こんばんわ。

那祢です。

今回も続きです。

またあとがきで!

ミリュン先生。

規則を守らない生徒には怖い先生。

僕が先生と出会ったのは教室で石化された時だったな。 

前の方が悪ガキだったようで保健室で目を覚ますとすぐに悪態をつかれた覚えが・・・

まあそこで僕のメモ帳の存在を知ったんだけど。

使い方を話し合い、許可をもらって実験もしたな。

そしてジュリー先生。

ミリュン先生が石化したのを治す保健室の先生。

語尾を伸ばすのはどうやらスライム族の方言らしいけど。

少し気が抜けてる先生だ。


「どうしたんだい?」

「何考えてんのー?」


腕を組んで考えてる僕に先生たちが話しかけてくる。

何か難しい事でも考えてる風に見えたらしい。

いや違うのだが。

そう僕は今考えていたのは


『彼女たちの思い出が全然ない!!』


て事だった。

確かに社会科見学や修学旅行などもあったのだが先生とふれあいは全然なかった。

いや、まったくなかった。

この二人の場合、勇者とくっ付ける事だけに一生懸命だったのでイベントやイチャコラサッサを見れなかったのだ。

他の学生が一緒にいるときは先生と言う立場でいなければならない。

そのため二人っきりにしなければいけないので好感度上げるイベントの際は遭遇しそうな女学生を引き留める役に挺したのだ。

と言うことでイメージがわいてこないのだ。


「・・・・・・君、まさかお風呂を覗きしていたこと忘れては・・・・?」

「あっ!」

「あら―ドスケベエッチちゃんだったんですねー。私の記憶はー自暴自棄の時かしら―?」

「ゔ・・・・・・」


確かにあった。

この世界で勇者とヒロインをくっつけるのが嫌で逃げ出したくなった時に。

そのまま寝ちゃったんだっけな。

大切な思い出を忘れていたようだ。

僕は恥ずかしさで座り込んでいた体を起こして先生と見つめあう。

そして・・・・


「ミリュン先生、ジュリー先生。沢山お世話になりました!僕がこの世界で頑張ってこれたのは先生たちのご助力があったからだと思います。あの懐かしい石化されてそのまま保健室行きになったあの日。お二方と初めて出会いました。厳しいがほんのり優しいミリュン先生。僕はタイムリープして毎回同じ授業を受けましたが工夫がしてあり面白かったです。そしてジュリー先生。保健室で羽のない液体天使と呼ばれていますが・・・・」

「液体天使―?それ恥ずかしいなー。」

「みんなを助けるときは迅速にこなせるすごい先生でした。学校で大人気なお二方。元の世界にお戻りになっても健やかでお過ごしください!」


先生を送る会と言うのがあった時こんなことを先生やみんなの前で読んでいたような。

でも感謝の気持ちは伝えないとね。

そんな僕に


- パチパチパチ・・・・・ -


少ない人数ですが拍手をいただけた。


「ライローグ君、成長したわね。感謝の言葉が言えるって。まあ文才的には0点だけどよく考えられたと思います。」

「そうですねー。羽のないってースライム天使でもいい気がしますねー。」

「厳しい採点ですね。」


そして3人で笑いあった。


「話はまとまったかな?そろそろ初めていい?」


前回の反省で声をかけてきたシュウ。

その言葉に二人はうなずく。

先生たちの周りが光り出す。

このあとは


「いっ!そう。そんなので私、命を立とうとしてたの。親に注意されてまで結婚?行き遅れ?浮気するような彼氏?そんな事、気にしないわ!それより良いものを見つけたから。先生、頑張って生きるわ!本当の愛をみつけてみせる!うぐ!いたたたっ!」

「いたっ!ライローグ君、やっぱ私ー地下アイドルとキャバ嬢やっていたってー。いったーい!そうかー刺されちゃったんだー。怖いわねー。ひっ!次からは気を付けないとねー。うん、がんばるー。」


座り込みながら頭を抱えながら痛みに耐え自分に会ったことに打ち勝とうと決意表明する彼女達。

二人なら元の世界に戻っても大丈夫だよね。

頷く僕に


「ライローグ君。」

「ライローグくーん。」


記憶が落ち着いたのか。

二人が立ち上がり僕を呼ぶ。


「先に向こうの世界で待っています。また会いましょう。うふ、実物の君に会えるのが楽しみです。」

「私はもっと有名になるからねー。楽しみにしていてー。でももし会いたかったらー会いに来ていいよー?」


そう言いながらミリュン先生は僕の頭を撫で、ジュリー先生は投げキッスをして・・・・

消えていった。

僕はこの世界に残る。

だからもう会えないのに。

そんなこと言わないでほしい。

未練が残るじゃないか。

少し俯いてします。

そんな僕を


- ポン! -


シュウが肩に手を置いて微笑む。

そうだ。

決めたじゃないか!

シュウを一人きりにさせないと!

僕は邪念を払うように頭を振り次の方を呼ぶ。


「あら?私たちの番かな?」


アルムファイムの番だった。

思い出してみるとまだ返す人がいた!

終わる終わる詐欺みたいになってます。

次回もガンバれたら書きます。


健康診断D判定あったので再検査の手続きしたり。


またよろしくお願いいたします!

那祢でした。


遅くなりました。

次回もはおやすみになりました。

またよろしくお願いいたします!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ