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第百三十五話「不穏な空気。記憶が・・・・?」

こんばんわ。

那祢です。

今回も潮干狩りの続き。

彼女たちがいつもと違うのはなぜ?

その答えが?

またあとがきで!

  

シャンメールがやってきた。


「イルフィス!お前は悪か!?それともライローグ、お前の方か!?」


彼女の拳が僕とイルフィスに飛んできた。

寸前で掠る僕と謎のバリアで守るイルフィス。

これはシャンメールの奴、中立の立場を保ってるんだな?

ならば仲良くすればこちらの味方に・・・・


「しゃんめ・・・」

「シャンメールさーん!こっちが仲間ですよー?見てください。セオンとファルスティーナを私の光の攻撃の盾したんですよー。」


しまった!!

先にイルフィスがシャンメールに声をかけた!


「そうなのか?ライローグがあの二人に怪我を?」

「そうです。だから私たちと組んでライローグを・・・・・」


- バギンッ! -


「くはっ!!!」


イルフィスのバリアが割れ彼女の顔から足までの大きさのパンチが刺さる。

イルフィスはかなり遠くへ吹き飛ぶ。


「私に嘘をついたのですか?痴れ者が!!!私が見えていないとでも?!!!」

「しゃ、シャンメール・・・・・」


僕がシャンメールに声をかける。

彼女は・・・


「お前は周りに迷惑をかける・・・・・が友達には絶対に暴行など加えない。」


いい笑顔だ。

シャンメールのいい笑顔。

次の瞬間変わる。


- シュパン!! -

「貴方、私たちの邪魔しないで!!」


ユミファの水の魔法がシャンメールの頭に当たる。

大きさ的にはバランスボール並みだ。

彼女の得意魔法の為、威力は段違い。

シャンメールはかなり遠くに吹っ飛ぶ!!


ユミファ・・・彼女はこの世界では僕から関係を一切持たなかった女性だ。

理由は漠然。

前世の記憶の為だ。

彼女が勇者と付き合って世界が破滅する。

まあ、黒幕が裏についていたというのが後で分かったけど。

でかかわって良いことが無いと思ってね。

かかわらないようにしていた。

そんな彼女と闘う。


「ユミファ!お前、何故シャンメールを攻撃した!彼女は友好的な・・・・・・」

「五月蠅い!ライローグ。私は貴方と一々で戦いたいのっ!」

「なら僕を狙えばいい!」

「そのため彼女は私の邪魔をするはずだわ。だから先にリタイアしてもらったの!次は邪魔な貴方を!!」

「邪魔?なにを?」

「貴方のせいよ!!何故、勇者に私を薦めないの!他のヒロインばかり薦めるのっ!!」

「薦める?なんでって君を進める必要が・・・・なっ!」


僕は気が付いた。

こいつらさっきから変なことを言ってると思っていたがそれは違う。

彼女らまさか・・・・


「ま、まさか・・・・」

「まだわからないわけ?」

「いや・・・まさか前回の記憶が戻っている・・・・・のか?」


- ビュン! -


「おっと!話している最中に攻撃をするのはやめろ!危ないじゃないか!」

「危ない?当たり前じゃないか。当てるためにやっているのだから。」

「だ、だから話している最中だろ!だから少し待て!」


シャボン玉ぐらいの大きさの水滴を少し停止する。


「待ったわ。」

「はあ・・はあ・・・はあ・・・・ありがとう。」

「謝るのが先ではないの?私を避けていたことも。」

「・・・・・ごめんなさい。怒らせて。」

「当たり前じゃない!!私たちは勇者と結婚してハッピーエンドを目指すヒロイン。そんな私たちをほっておいてあんたは女と仲良くやってんのよ。」


・・・・・・・・

確かに僕はその役割をしているが・・・・


「な・・・仲良くするぐらい、いいじゃないかな?」


シュウと遊ぶくらい・・・・


「良いわけあるか!!!」


- シャキン!! -


薄くなった水が僕の頬をかすめる。

血が出た。


「オカシイのよ!貴方は情報通で勇者の案内人。案内するものがなぜ勇者をここに呼んでない!!貴方は彼らを誘導するのがお仕事じゃないの?」

「た、確かにそうだが今回は呼んでないだけで・・・・」

「言い訳はいい!!!そのせいで勇者に会えなくなってるんだからっ。だから貴方を恨むのは当たり前よねっ。仕事しない案内人はここからいなくなれっ!!!!」


魔法を唱えだす。

あの大きさは・・・・

水魔法最大の技、水龍召喚魔法だ。


「これでいなくなればわたしにも・・・・」


上げた杖が振り下ろす瞬間だった。


「アースニードル!」


彼女の足場に土の特大針が飛び出す。

杖の部分にぴったり重なりユミファの魔法が消える。

僕は唱えたものを見る。


「ら、ライローグは貴方にはやらせません!」

「流石お姉さま。私の魔法の威力調節、お見事です!」


セオンとファルスティーナだった。

じゃあ彼女らも・・・・

そう思っている時だった。

空を飛んで何者がやってきた。


「きゃははははいったーいなーシャンメールちゃんめ!ライローグ、私は帰ってきたわ!」


口から血を吐いてイルフィスが再び戦闘に参戦してきた。

自分の血なんだろうか。

血まみれで浮いてる姿は天使と言うかむしろ悪魔だ。


「私もすべて覚えてるわ。また貴方に会えるなんて・・・・・。まあ余計なものがいっぱいいるけどね。まあいいわすべて消してしまえばいい。」


この戦いを作ったのはまさか!

僕はシュウの方を見ると獣人化したクロエがシュウを滅多切りをしかけている。

ターニアルは・・・・・傷つき倒れている。

やはり彼女ら再びあの世界を作ろうとしているのだ。

こいつを止めるには!!!!!


「ライローグー私の愛を受け取ってよー!!!!」

「断る!」

「なら死んでよ!!愛の為に!!!私の為に!!!!作り直すから!!!!」


イルフィスとの戦いが始まるのであった。

記憶がすべて残っているヒロイン。

そう、イルフィスとクロエの残虐エンドやユミファの仲間全滅催眠エンド。

それさえも思い出す彼女。

どうなるのか?

次回はお休みします。

またお願いします。

那祢でした。

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