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第百二十四話 「光の表現が何故ピカー?」

こんばんわ!

那祢です。

最終章始まりました

彼はなぜ再びここへ?

目的は?

またあとがきで。

- 一週間たったぞ!早く起きろ! -


創造主の声が聞こえる。

煩い声だ。


- 煩いとは失礼な!お前が起きるまで待っていたんだぞ!この一週間私は・・・・・ -


違う意味五月蠅くなった。

僕が起きるまで悠長に待ってくれている。

こういうところはいい奴なんだが。


- あれ?褒めてくれるの?照れちゃうな。 -


そんな感じだ。

性格に偏りがあるし人の心を勝手に読む。


- でもそこがこいつの良い所・・・ -


勝手に言ってるんじゃない。

まあ、そろそろ目を覚ますか。


- 待ってました!! -


目を覚ますといつも通り真っ黒な謎の世界に流されていた。

音も無く不気味な所だ。

川みたいなんだが水で濡れた感はない。

まるで・・・・・


- 宇宙って奴かな?って思ってたりして-? -


うぜえ。

マジでこいつウザったい。


- しょうがないよ。したくてしてるんじゃなく元からこういう性格だしー。 -


昔のギャル風に喋る。

はぁー。

これ以上喋ってもしょうがない。


- そうそう!前の世界で僕を苛立たせたんだから早くやろうよ! -


創造主は手足をジタバタさせて煽る。

子どもだったら可愛いんだが青年ぐらいがやってるからな。

マジキモイ。


- 失礼な!!子どもの姿にだってなれるんですよ?あえてしないだけで・・・ -


真剣に面倒くさい。

ああいえばこういう。

まあしばらく放置した俺もいけない。

さて、始めますか!


- おっ!やる気が出てくれましたね。さて、ヒロインはほぼ全員クリアーしてますが?もしかして雪女の子が気になってるとか?まさか巨乳で癒し系のエレグーラちゃん?シャンメールちゃん残しちゃったの気にしてたり-??あー!!!まさか好感度高いままだから全員攻略してハーレムルートを目指すのかな? -


やはり煽ってくる。

ハーレムルート。

あの子たちを全員彼女に・・・・・

全員と結婚・・・・

地獄絵図しか浮かばない。

嫉妬と憎悪の愛憎劇。

あの子たちを勇者に勧めた俺だがそれはお断りしたい。


- じゃあ、何目指してもう一度この世界に戻るの? -


退屈なのか見えない何かに座り込み足をブラブラする創造主。

そうだな。

あの世界で唯一攻略してない子がいるんだ。


- だからエルグーラちゃんでしょ?癒しでほんわかしていて・・・サブヒロインにするのはもったいないよね? -


エルグーラではないよ?


- じゃあ雪女のセツ姉妹?お姉さんとロリっ子に囲まれたいなんてまさに変態の極み・・・ -


ちがうって。


- じゃあシャンメ・・・ -


彼女は大丈夫だと思う。

アイツに任せたから。


- じゃあ誰なの?ヒントは? -


ヒント・・・・

俺はあったことがある。


- メドサ?あの子はこの世界から消滅させたから出てこないよ? -


消滅。

その言葉は少し僕を苛立たせる。

この世界で好意を持った女性の一人が消えてなくなったんだ。

この場で創造主をぶん殴りたい。


- まあまあ怒らないでよ。消滅はこのお話のストーリーの主要キャラから消えてなくなるってことだけで何処かの世界にいるかもしれないよ? -


曖昧だな。


- 僕でもわからないことがあるんだよ。 -


役に立たないな。

煽ってみた。


- うるさいなー。色々思うなよ! -


じゃあ心読むなよ。


- むー!! -


・・・・・・・

僕たちは睨み合う。

まあいいか。

そろそろ発表するかな。


- 発表? -


今回の俺の攻略対象は・・・・・


そう思っていた時だった。

いきなり明るくなる。


- あれ?まだ送るゲートを開けていなかったんだけど? -


創造主が焦る。

想定外の事が起こったのだろう。

僕は強制的に光の方へ引き込まれる。

正しくは引きずり込まれるといった方が正しいだろう。


- ま、待つんだ!まだ君に聞いていないことが!!! -


創造主が手を伸ばす。

俺はその手を掴もうとする。

とどかない。


- 君はもう少し手を伸ばすんだ!もっと!!! -


流される俺。

頑張って手を伸ばしたところで創造主の手にはとどかない。


- もっとしっかりだ!!! -


創造主が流れるスピードに合わせて手を伸ばしてるがやはりとどかない。


- 何をやってる!!!遊びじゃないんだよ!!! -


いきなりどっかのロボットアニメみたいに怒られても!!!

あと少し!

あと少しで!!

触れた!

その瞬間・・・・


『ピカー!!!!!!!!』


僕は光に飲み込まれる。

ポリ〇ンショックではない。

まああれを起したのはポ〇ゴンではなく世界的有名な黄色いネズミが・・・・


『ピカーーーーーー!!!!!!!!』


まぶしい!!

何回も繰り返しているが慣れないな。

そして多分次の瞬間・・・・・

なじみの原っぱへ投げ出されていた。

ここへ来るのは何回目か。

やってくるんだろう?


「おーい!ライローグ!!」


遠くから軽装の鎧と制服を着た男がやってくる。

カイルだった。


「何だ、カイルか。」

「何だとはなんだ?女の子の情報を聞きたかったんだよ。悪いか?」

「悪くないよ。それが俺の仕事だからな。で、誰のだ?」

「三人ほどいてさ。」

「多いな!!」


三人はさすがに。

もしかしてだけど・・・・・もしかしてだけど。

ハーレム狙ってるんじゃないの?


どっかのネタになってしまった。

そんなこと言っててもしょうがないので僕はメモを開いた。

そこで確認する。


「ふふーん。」


僕の反応に


「どうした?気味が悪い声出して?」


カイルが突っ込みをする。

気味が悪いは失礼だ。

僕はカイルの聞きたいことを全て答えた。


「ありがとうな!ライローグ。」

「こちらこそ。」

「何でお前がお礼を言うんだ?」

「まあいいじゃないか。」

「???」


不思議な顔してライローグは去っていった。

何故お礼をしたのか?

気味が悪いふふーんしたか?

それはね・・・・・


僕はメモを確認する。

そこには数えきれない量が書いてあった。

そうメモが初期化されていなかったのだ。


「これで俺は・・・・的を・・・・達成・・・」


一人考え事をしながらぶつくさ言いながら戻るライローグであった。


メモがいっぱいに喜ぶライローグ。

それにまだまだ秘密にしている目的は?

またお願いします。

那祢でした。

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