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第百二十一話 「二人は選ばない?」

こんばんわ。

那祢です。

今回は消去用ビームを受けて無事だったカイル。

なぜビームを受けて無事だったか。

その理由があります。

ではまたあとがきで。

「『俺、なんかやっちゃいました?』じゃねえ!!

「いでっ!」


俺はすかさず無傷で現れたカイルのお尻に蹴りを入れた。

何故って?

まあ・・・・照れ隠しだ。

生きていたことに嬉しくて少し半泣きさせた。

しかもしょうもない言葉を言って現れたこいつに。


「無傷なら無傷って言えよ!」

「いやー・・・・って光線当たって無傷って伝える必要性ある?」

「違う!そういう意味じゃない!」

「えーお前が言ったじゃーん。」

「うざいなお前。しかもしつこい。」

「中にいたなら知ってるくせに。」

「確かにな。」

「「ふっ・・あはははは!」」


俺たちは笑いあった。

生きている喜びではない。

こいつと会えたこと。

カイルは俺に会えたことに喜びを憶えていた。

楽しいんだ。

俺の記憶を持った男。

俺が嫌がったストーリーをどんどん進めてくれた。

誰も傷つける道をとらないず。

本当に優しい奴。

俺はこいつと沢山話がしたい。

・・・・・でも邪魔な奴がいる。


「いつまで話をしている!」


ほらみたことか。

余計な奴が声をかけてきた。

創造主だ。

完全無視で放置されていたので少しご機嫌が斜めだ。


「二人の世界に入るな!私が聞きたい事に応えなさい!!」

「えー。何?・・・・ああ!光線が利かなかたこと!?」


釣り目の創造主の目が吊り上がる。

当たりの様だ。


「そうです!彼方が私の技を受けても消滅しなかった事です!あまり言いたくはありませんが・・・・私の特殊技はこの世界のどのような物でも一瞬で粉にできるという技です。その光線を直に受けたのに何もなっていない・・・・まさか私の知らないカラクリでもあるんですか!?」


かなり長文だ。

まあ確かに自分の最大技を使ってピンピンしてたらそれは脅威だ。

ウルト〇マンの最終回。

ゼッ〇ンに最上級のスぺ〇ウム光線撃ったが聞かず跳ね返され負ける。

創造主としてはそのシーンと一緒なんだろう。


「あれはカラクリなんて無いですよ?」

「・・・・・・ふぇ?」


創造主が変な顔をしている。

意識がどこか行っているんだろう。

イケメン系がなのか?

ホスト系なのか?

それともボーイッシュ?

どっちでもいいか!

まあ、変顔してもかっこいいと思った。


「はっ!!!!」


創造主がこちらの世界に帰ってきた。


「それじゃあ何で私の攻撃が効かなかったんだ!」

「え?だって自分で言ったじゃないですか。『この世界』って。」

「確かに言いましたよこの世界って。私が作ったこの世界の物は・・・・・ってまさか!!!」


カイルと創造主のやり取りを聞いても全く理解できない。

カイルが制作した防具は全てこの世界の物でできている。

この世界じゃないものなんて・・・・・・・


「あ!」


一つあった!

この世界じゃないもの。

まさか・・・・・・


「カイル、お前まさか!!!」

「流石は相棒」

「貴方、まさか!」


この世界ではないもの。

それは彼女が・・・・・創造主がいる世界、マスタールームだ。


「そうか!俺のメモを盗んだようにマスタールームに侵入をして・・・・」

「言い方が失礼だよ。部屋を借りてそこで属性追加防具を最速で作っただけだよ。」


言ってることが無茶がありすぎる。

次元を切り裂いて道を作ったと言ってその狭間に侵入するぐらい無茶なことを言ってる。


「だからあなたの攻撃が一切効かないわけです。」

「くっ!!」


創造主の顔が一瞬歪む。

が次の瞬間、笑顔に戻った。

何か企んでいるんだろう。


「まあ効かないならそれで構いません。でも私のお告げを忘れているのでは?『カイルの婚約者が1人でなければいけない』ってやつさ。君はキサラギとシャンメールの両方選ぼうとしている。私のお告げは修正できないのですよ。」


笑いが引きつる。

まさに冷酷な笑い方だ。

くそっ!

カイルの奴そこは曲げないつもりだろう。

俺のお願いも聞いて世界を救う。

両立は無理なのだろうか。

そう思った時だった。


「何言ってんの?そんなの簡単だよ。シャンメール、キサラギ出ておいで。」


どうやら舞台そでに隠れていた彼女たちが出てきた。

ずっとその場でこちらの話を聞いていたみたいだ。


「盗み聞きって悪い子だね。お仕置きが必要かい?」


二人を見る創造主。

腕を振り上げる


「「ひっ!」」


二人がカイルに走り寄る。

そうだ。

二人とも彼の事が好きなんだ。

見てられない俺は下を向く。

カイルってことはもう一人の俺だ。

『俺』ならいいじゃないか。

俺はキサラギをあきらめて・・・・・

そう思っていた俺に・・・・


「おい!ライローグ!!!しっかり受け取れ!!!」

「はっ?何を?」


顔を上げるとなにかが飛んでくる。

左手ですかさず抱き締めた。


- ふにゅ! -


柔らかな感触が左手に伝わる。

おっ!

これってまさかおっぱ・・・・・・


「声がでてるにゃよ?ざんねんにゃが肉球にゃ。やっぱりお前はドスケベにゃ。」


俺の腕にしがみついているキサラギがいた。

話内でないものなら干渉を受けない。

それが理由でした。

反撃の狼煙は今?

キサラギを何故カイルが渡したのか?

次回もよろしくお願いいたします。

那祢でした。


『ちなみに創造主を創造神と書いたので修正しました。』

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