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第百十七話 「あれ?卒業パーティーって?」

こんばんは!

那祢です。

今回は卒業パーティー突入。

どうなる?

またあとがきで。

エルグーラをエスコートして向かった卒業パーティーはとても華やかであった。

俺が繰り返した中で一番すごいものだった。

多分勇者二人が前もって魔王や魔人などの脅威を倒したからの祝会も兼ねているんだろう。


「ねえ、ライローグ。これってすごいわね!」


腕を掴んでいるエルグーラ。

ん?

何で腕をつかめるかって?

それはなんと新アイテム『チッチャクナッチャウゾー一八号』のお陰だ。

これは飲んだ者は数時間小さくなってしまう魔法の薬だ。

体の大きさが大体、俺たちヒューマンサイズになる薬。

持っての能力や特技はそのままなのでそこは注意してほしい。

例えるなら・・・・・・モン〇ンPのミニイ〇ンクックみたいなものだと思ってくればわかりやすい。

発明したのは妖怪界で研究熱心の一つ目小僧のガテンさん。

魔王や魔神にも効いたらしく勇者たちは倒しやすかったらしいので多分・・・・・

あっ!

いたいた!

先生たちに呼ばれ賞賛されている。

後で授賞式もするって言ってたしそこで表彰されるだろう。

さて、そんなエルグーラと腕を組んでいる。


- むにゅ! -


ああ、時が見えるぞ・・・・

右腕に幸せが感じる。

エルグーラさんはかなりのダイナマイトBODYの持ち主だ。

おっとりした性格だがやる時はやる。

そんなメリハリがある女性だ。

風紀委員は案外嫌われやすいがクラスでは人気者と言うのも珍しい。

そんな子をエスコートしてるので周りの目がつらい。


「あんな獣もどきに僕のあこがれのエルグーラさんが!!」

「美女と野獣コンビですわ。でも、男の方はカッコ悪いのでつり合いが取れてないですわね。」


など聞こえるように言っている。

少し恥ずかしくなった。


「ライローグ、気にしなくてもいいですわ。彼らの言いたいように言わせなさい。」

「はい。」


ここでも彼女は凛としている。

流石だ。

俺はこう言いたくなった。

『そこに〇れる憧れる!』

まあ実際言ったら怒られるだろうが。


「では本会場へ。」

「はい!」


俺たちは本会場に向かった。

一応会場は二つある。

ダンスや奥様達の社交場、会話メインのサブ会場。

受賞式や催し物などの本会場の二つに分かれている。

そのため婚約発表などする場合は本会場に行かなければならない。

本会場では貴族たちが自分の息子たちに婚約者紹介をしている。

親が決めた相手などと婚約する貴族社会。

子どもが唯一自分で婚約者を選ぶことができる場所がこの学園でもあった。

まあ、シャイな奴だったらぜってーできないだろうがな。

自慢合戦みたいなものだからみていても・・・・・・ん?

遠くを見ると久々に見た顔がいた。

俺の友達のシャーズ。

隣には女性がいた。

肌の色がシャーズと同じ人と一緒にいるな。

婚約者だろう。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

よかったなー。

彼女の実家へ行ってくるって言ってたから。

無事婚約してもらえたんだね。

俺は瞳がウルっとした。

おっ。

次に見えてきたのはヤスベだった。

だが彼の横には全く知らない可愛い女性がそこにいた。


「やあ、ヤスベ。彼女は?」

「ああ、ライローグか。あれ?隣の方は?」

「え?ああ、、初めて見るのか。自己紹介を。」


ヤスベが彼女に促すと謎の女性が話し始めた。


「ヤスベさんの婚約者のジュリーですー。よろしくお願いしますー。っぷふ」

「えっ!?」


忘れていた.

ジュリー先生は自由に姿を変えられるんだった。


「元々この姿でしたー。でも保険医ってことでイメージしてあの姿にしてただけなのよー。」

「なるほど。じゃあ、偽る必要が無くなったから・・・」

「違うわよー?単にヤスベ君がこの姿が好きだからー。」


俺たちはこけそうになった。

ヤスベを見ると真っ赤になっていた。

惚気に参っているんだろう。


「お邪魔しちゃいけないな。馬に蹴られたらたまったものじゃない!」

「そうですわね。」


エルグーラと目配りをする。

違う場所に行くぞの合図だ。


「ではまた。」

「お幸せに。」

「「はい。また後で。」」


ヤスベ達と別れた。

目的は・・・・・・

周りを見渡すとそこに彼らはいた。


「ねえ、ら、ライローグ!あれって?」

「なっ!?」


俺は驚愕した。

そこにはライローグ達がいた。

何が驚く必要があるか。

何故ならばそこには・・・・・・・・


「やあ!ライローグ!!君たちも来てたんだね!」

「にゃにゃ!?エルグーラをエスコートしてるにゃ?」

「エルグーラさんと貴方、全く合わないですわね!!!」


カイルとキサラギ、そしてシャンメールがいた。

確かカイルは彼女を諦めたはずでは?

俺は体が震えてくる。

恐れ?

いいや違う。

怒りだ。

全く話を聞かないカイルに。


「カイルっ!てめぇ!」


俺はつい怒鳴る。

それに対してカイルは


「気にしない気にしない。大丈夫だよ。」


にこにこしながら答えた。

お前がいい加減なことをしたらここら一体が戦禍に巻き込まれるのに。

彼は手をヒラヒラして答える態度に握り拳を強く握りしめる。

やはりコイツはバカ野郎だ。

殴らなければいけないと。

そんな時だった。


「勇者カイル、ご挨拶を!」


カイルは呼ばれた。

あそこは・・・・・・・

絶句した。

王がそこにはいた。

人間族の。

それは誓いの言葉。

勇者が何処に行くのか。

どのように活動して過ごすのか。

そして誰を伴侶にするか。


俺は戦になる未来しか見えなかった。

絶望がやってくる。

裏切った勇者。

王との外見。

どうなる?

では次回もお願いします。

那祢でした。

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