第百話「さよならとアンインストール」
こんばんわ!
那祢です。
ようやく百話目いきました。
本当に長かった。
まあさておきまして今回は中編。
あと一回でメドサ編終わります。
最後はどうなるか?
またあとがきで!
スライムキラー。
『あれ?知らないの!?あーあのとき別行動だから知らないのかー。』
「別行動?」
『君は覚えているかーい?メドサとアルムファイムが社会科見学いなかったのを。』
メドサとアルムファイム・・・・・・・・
あっ!
僕は思い出した!
社会科見学の時に二人だけ欠席したことを。
『あれねー。どうやら彼女の家で扱っていたスライムキラーが盗まれたからなんだってさ。』
「な、何だって!」
某漫画のワンシーン見たいに叫んでしまった。
アルムファイムの家はかなりの商家だ。
前に代々伝わる伝説の剣なども一部扱っているとメドサから聞いたことがある。
保管はかなり重要と聞いていたが。
『うーん。盗まれたって言うより輸送中に盗賊に襲われ持ち出した人は死亡ってなってたねー。その時に盗まれたのがスライムキラーって訳さ。』
「だ、だったらなぜあの時に彼女達は僕に話してくれなかった?!」
『まあ、それはねー。ムービー始まるよ!』
「あ、おい!」
そして又回想ムービーが始まった。
「な、何でこのタイミングでスライムキラーを持ってる盗賊と・・・・・・」
そう。
これがなければ二、三日でジュリー先生が到着。
石化の治しなど一時間ぐらいで終わったのだ。
苦悩しながら片手で頭を抱えているメドサ。
それに対して、アルムファイムは・・・・
僕が引くぐらいに笑っていた。
「まだわからなくて?盗賊に家の商会の護衛が負けるとでも?」
「商会の護衛・・・・・あ、あなた!まさか!!!」
「そう、私がわざと盗賊にあげましたの。「その剣さえあればどんなスライムだって倒せます。メタルスライムやレジェンドスライムさえ。」ってお伝えしましたわ。疑っていたので家に飼っていたメタルスライム一匹あげましたのよ。」
「で、ではアルムファイム様、あなた!!」
結論はこうだ。
まず、親にバレないようにメタルスライムとスライムキラーを商会から持ち出す。
もぐりの従者を使い馬車に乗せる。
そして、盗賊と打合せしてその馬車を襲い従者を殺す。
最後に積み荷を持ち去ったということだ。
ジュリーを殺すよう命して。
「そう、私が依頼したの。勇者パーティを襲うように。」
アルムファイムは淡々と話す。
「せ、先生を何故!!?」
「何故?邪魔でしたから。」
「邪魔?」
「そう、邪魔。勇者との関係に。」
そういえばヤスベは魔王討伐前にアルムファイムとジュリー先生二人と仲良くなるように僕はアドバイスした。
悩んだ末にジュリー先生を選んだ。
僕はそう聞いたのだが。
「私、先生と比べて何処が劣ってますの?ヤスベは社会科見学行く数日前に私が告白しましたのに断りましたのよ。『僕はジュリー先生が好きだ。だから君とこうして二人きりで会うのはこれで最後にしたい。では・・・』って。」
「それは・・・・」
メドサは言葉を選んだ。
もし自分だったら。
ライローグとヤスベの二人から好意を寄せられている。
自分はライローグが好きだ。
ならヤスベにどのように断るのがいいのか。
自分なら誠意の為、キッパリ断るだろう。
その人に未練を残さないように。
でも反対だったら。
ライローグに私とアルムファイムが好意を持ち仲良くして最終的にアルムファイムを選ばれてしまったら。
かなり絶望に落とされるだろう。
その気持ちがわかるからだ。
「でも、それでジュリー先生を殺害して良い訳ではないわ!」
「まあ、確かにそれは正論よね。」
気持ちを持ち直し反論するメドサ。
うなずくアルムファイム。
「ならばもっと面白い話をしましょう。私、ある日信託を受けましたのよ。」
「信託?」
「そう、神からのね。その内容は素晴らしいものだったわ。シャンメールが身鏡の盾を作るからそれを持参しろって。そうすれば真の欲しいものを手に入れられる。そうお告げがありましたの。」
「身鏡の盾!ま、まさか・・・・」
「そうよ。シャンメールの鍛冶屋へなるため離脱もライローグの人間化も。そして半生石化になることもね。全部知っていたの。」
メドサは震える。
私とライローグの石化は・・・・・
前もって知っていて・・・・
衝動が止められないアルムファイムは行動に起こした。
「あ、アルムファイム!お前はっ!!!」
我慢できずにメドサはアルムファイムに襲いかかる。
が・・・・・
その瞬間、メドサは衛兵達に捕まった!
「何も備えないで貴女に会いに来ると思いで?お城から兵士を借りてきましたのよ。」
「うう!離せっ!掴むな!止めろっ!アルムファイム!お前は絶対に!!許さない!どけよっ!」
暴れるメドサ。
そんなメドサにアルムファイムはゆっくり近づく。
「駄目よ。王女に手を上げては。縛り首または斬首ですわよ。」
「うるさい!するならしろっ!私は・・・・・私はライローグに会いたい!だから・・・・・殺すなら殺せっ!!」
アルムファイムはため息をしながら近寄る。
気が付くと彼女の目の前まで来ていた。
でも、兵士数人で押さえられ動けないメドサ。
頭を固定され動かすことも出来ない。
その首に・・・・・
ー カチャリ・・・・ ー
「なっ!?」
アルムファイムはメドサに首輪をかけた。
「な、何するんだ!」
「契約命令。貴女は私の奴隷です。主の命令には逆らえません。殺害できません。」
「な、なんだこれは!?何してるんだ」
「主には嘘はつけず自殺はできません。なお、これは死ぬまで外れません。そして記憶から・・・」
「答えろってば!」
メドサの問いに答えず小さい声で続けるアルムファイム。
呪文のように繰り返すアルムファイムの様子に危機感を感じるメドサ。
兵士たちも目線を会わしてくれない。
「ねぇ、アルム・・・・」
怖くなり涙声になるメドサに
「んっ。」
一瞬ピクッとするが・・・・
「以上!契約!」
「えっ?」
すべてをやりとげる。
そう告げるとメドサ首輪が光出す!
「な、何!何!何っ!?」
メドサの中にはあった記憶が修正されていく。
いや正しくは・・・・・
ライローグとの思い出だけを。
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「ライローグ、今度家の父に会ってくれますか?」
「ああ、わかったよ。それじゃあ予定をくまな」
ー ザシュッ! ー
破りさる音。
「お弁当用意してきた!美味しくできているかな?」
「付き合いたてより美味しくなってるから楽しみだよ!黒こげの卵焼きは」
ー ザシュッ! ー
「はじめてのキス。貴女に捧げられてよかった。ふふ・・・」
「ああ、幸せだ」
ー ザシュッ! ー
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消されるなんてものではない。
無理やり破かれる。
そんな感じだ。
「や、やめて?!!ライローグの、私のライローグの記憶が!!?」
「いらないでしょ?私の物になるなら。」
アルムファイムは冷酷に笑いながめる。
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「あのさ、何でいつもツンツンしてるの?」
「五月蝿いわね!アルムファイム様にばれるから馴れ馴れしくするな!」
「付き合い始めたんだから」
ー ザシュッ! ー
「嘘だっ!お前の何処があの紳士に似ていると言うんだ!」
「だからそれは・・・・・」
「また私に嘘をつくのだな!やはりお前は最低だ!嘘で私の気を引こうなんて!」
「だから・・・・」
「あ、あなただったんだ!」
ー ザシュッ! ー
「君は花のように・・・・」
「野草と言いたそうだな?死ぬかっ?」
「ひいっ!」
ー ザシュッ! ー
「私は・・・・私はこの気持ちをどうすれば良い?!会いたいのだ!もう一度、一度で良い会いたいんだ!私に優しくしてくれた貴方に!!」
ー ザシュッ! ー
「おっ!めんこい蛇のチャンネーじゃないか!何してんの?」
「な、なんですか!貴方は!?クラスでそんな堀が深い顔見たことないですわ!」
「アルムファイム様不審者ですわ!近寄るな!」
「んっ!」
「えっ?なに?」
「だから、んっ!」
「掴めってこと?」
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「それだげばっ!それだけはやめで!おねがいだがら!!」
大切な記憶が消えてくことに耐えきれず涙で顔を歪めるメドサ。
そのなかでも一番大切な出会い。
彼女の中での一番の・・・・・
「要らないから消してるだけよ?最初の貴女に会いたいから早く消えて。はー。失敗したわね。あんなのと付き合わせるなんて私もバカだわ。」
「あんなのと?づぎあわぜる?」
「ああ、知らなかったわね?貴女と付き合うようにしたの・・・・・」
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「それだけは止めろっ!首輪をはずせっ!」
モニター越しに叫ぶ僕!
『終わった話だから無駄なのになー。ここからが面白いよ!』
「やめろっ!無理なら見せるなっ!」
『じゃあね。レッツスタート!』
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「私が全て仕組んだのよ!」
「あ・・・・」
ー パキンッ! ー
心が折れる音がした。
そして・・・・・・
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「それ、パンだから。君たち好きなんだろ?二人で食べてよ。かわいこちゃ
ー ザシュッ!ザシュッ!ザシュッ! ー
粉々に切り裂かれた。
跡形もなく。
何もない。
彼氏の思い出。
彼氏?
私に彼氏いたの?
誰?
そんなのいない。
私は・・・・・
首輪が黒く戻る。
「兵士たち。離しなさい。」
「はっ!」
アルムファイムの指示で拘束していたメドサを離す。
「おかえり。私の大切な可愛いメドサ。」
メドサの口から出た言葉は。
「はっ、アルムファイム様。ご命令を。」
ライローグに会う前よりも表情がない。
冷淡なラミア。
そのものだった。
消されてしまった主人公との思い出。
メドサはどうなるのか?
ライローグは?
少し半泣きしながら書いてます。
・・・・・・
考えてあるけど言えません。
次回もよろしくお願いします。
那祢でした。




