第一話 家じゃない?風呂じゃない!?
はじめて書いてみました。
よろしくお願いいたします。
風が心地よいな~。草原で寝転んでいるみたいだ。
ん?草原?たしかに草だ!
ここはどこだ?何で草の上で寝ているんだ??
目を覚ました俺はなぜか草原で寝ていた。
寝そべっても仕方ないし起き上がり回りを見渡してみた。
左右と後ろは壁で目の前は・・・学校の裏側?のようだった。
たしか、仕事が終わりお風呂に入って湯船でウトウトしていたのは覚えているが・・・草原で寝ていた覚えはない。
しかも学校?俺が学生の頃はもう十年以上たってるのだが。
どこなんだ?ここは?
頭を悩ませていると一人の男子学生が走りながらやってきた。
「おーい!ライローグ!ユミファの情報をおしえてくれ!」
らいろーぐ?ゆみふぁ?だれだそれは?わからないぞ?しかも初対面でなれなれしいな!
「なぁ、らいろーぐってだれだ?ゆみふぁとは?」
俺はわからないのでまずそいつに聞いてみた。
「おい?何寝ぼけているんだよライローグ。カイルだよ!お前は俺の友達で可愛い女の子の情報をいつも教えてくれてる情報屋じゃないか!忘れたのか?」
そいつ(カイルって名前らしい)は真剣に答えているので間違いなく俺はライローグという人物になってしまったようだ。
たしかに服装は学生服でポケットにはメモ帳が入っていた。
メモを表紙を見てみると自分の世界にない言葉で書かれてあったのだが何故か読めてしまった。
(じゃ~ん!ライローグの生徒の秘密メモ。誰にも見せちゃダメだよ。勝手に見たらおしりペンペンたぞ!)
はずかしい!タイトルの付け方おかしいでしょ?自分の名前つけますか?誰にも見せちゃダメだよってなら自分に問いかけるなよ!
その上はずかしさMAX俺に対して追い討ちがカイルからきた。
「そのメモ、お前がいつも自慢気に見せたりしてたからな。変なタイトルだけどね。いつお前がおしりペンペンするかヒヤヒヤだったよ。」
ぐはぁ!はずかしさで死んでしまう!はずか死ぬよ~!
そう俺がもがいているとカイルがお構い無しに話しかけてきた。
「なあ、ライローグ。話を戻すけどユミファの情報をおねがい!ずっと気になっていて最近眠れないんだ。報酬も出すから!」
「好きになったのか?まあ、役に立つか知らないがメモで調べてみるよ」
カイルにそこまで言われたら調べてみないとね。
報酬ノタメジャナイヨ。マチガワナイデ!
早速ユミファをメモを開いて調べてみた。
※ユミファ・ハルミン※
性別 女性
種族 人間
出身地 モルファー
モルファーの貴族ハルミン家の三女
スリーサイズ B86W54H78
好きなもの ニスの実
好きな人 なし
好きなこと 歌を歌うこと
嫌いなもの 魚系
嫌いなひと ライローグ
嫌いなこと 冷やかし 無理強い
ライローグへの好感度 ★★
カイルへの好感度 ☆☆☆
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・・・・・・・・
うん、まあ大体わかったけど・・・モルファーってどこだよ!
しかもかなりきらわれてるね!俺!
たぶん何かしたのかは分かりやすいけど。
はっきり言って元の体主ダメダメだ~!
こいつ絶対自分で見たことやしたこと書いただろう!
そう嘆きながら俺はメモを閉じるとカイルが聞いてきた。
「なあ、ライローグ。なにかわかったのかよ?」
「ニスの実と歌うことが好きで嫌いなのは魚ってさ。」
「たしかにユミファ歌うまいからな。学園祭の時ライローグも聞いただろ?よかったよな~。俺、あの時に惚れちゃって。それじゃあ、またな!ライローグ。」
そう言い残してカイルは走っていった。
このメモには色々書いてあるがたぶん何かしら俺は色々なことをしたんだろうな。
一通りメモ帳に目を通しているとふと思い出した。
「そういえば報酬もらっていない!」
ふとカイルの走っていた方をみるとカイルの背中はもうみえなくなった。
追いかけてももう遅いなと思った時、学校チャイムが鳴り響く。
「ー五時限目の始まる時間です。各クラスに戻りましょうー」
俺は一人で学校に向かった。
クラスさえわからないのに。
風が風邪に!
さすがに携帯で文を書いていたのが仇に!
教えてくれた方!ありがとう!