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未定  作者: 瓢鹿
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プロローグ

メンタルが豆腐なので、批判は優しめでお願いします。駄文ですが、よりよく書けるように精進していきます!少しでも読んでいただければ幸いです!

 いつからだろう。仮面をかぶり自分の心を偽り、与えられた役割を演じる。その繰り返しに嫌気がさしたのは。いつからだろう。その偽りを、演じることを強要する上辺だけの関係に嫌気がさしたのは。

 そんな嫌な毎日を淡々と過ごしていく中で、ふと思った。この偽りを、この演じることを、強要しない関係というものは、どれほど美しいものなのだろうと。

 そんなことを思った時には、もう手が伸びていた。そのありもしないものに向けて。そのカタチすら定かですらない、不明瞭なものへと。

 だが、そんな自分の手に収まるかもわからないものを手に入れるためには、今の自分の手に収まっているものを捨てなければいけないと思った。

 しかし自分は、臆することなく、躊躇することなく、捨てたのだ。今まで築き上げた人との薄いつながりを。その築き上げたものから理不尽に背負わされた期待を。そこまでして自分は求めたのだ。ただ美しいと思ったその一心で。

 だが、見つかることはなかった。環境が変わっても、変わることはなかった。ただひたすら偽りを、演じることを強要された。

 結局人は同じだと、その時にして自分はようやく理解したのだ。そして、そのことにすら嫌気がさし、人が嫌いになった。

 片方が嫌えば、もう片方が嫌うのは必然。俺は一人になった。

 周りからの俺は、常に独りで、滑稽に見えたのだろう。嘲笑された。社会はそんな独りの俺に容赦なく「不適合者」の烙印を押した。そして、そんな無様な俺に運命が振り向くことはなかった。

 ただ求めただけだ。美しいと思ったから。子供がかっこいい玩具をほしがるように。金持ちが宝石を求めるように。

 自分にはそれほどまでに、美しすぎるものだったのだろうか。それほどまでに、大きなものだったのだろうか。

 どんなものだろうかと、求めることすら俺に許さない、そんな、不平等な運命、汚い社会、薄い人、そして、そんなもので創られている世界が、俺は、橘信は、どうしようもないほど、嫌いになった。


読んでくださりありがとうございました!感想や指摘などもよろしければお願いします!また次の話で!

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