表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
15/15

第15話 ★ 女の子たちによる裁き、そして判決 ★ ①

koimayuです。


今回は予定通りに更新することができました。


内心、ホッとしている次第です。


さて第15話は主人公:彰人の修羅場を書いています。


少し予告のあらすじと異なって次話にも跨がりますが、その点はお楽しみということで待っていてください。


それでは第15話をお楽しみください。





 








コンコン。


入ってきたのは竜也りゅうやだった。


「失礼しまーす。彰人いま、す……へ!?」


ババババババババババ。


竜也は四方向からのマシンガン攻撃で841のダメージを受けてその場に倒れた。


それは俺にとっての唯一の頼みの綱が切れた瞬間だった。





時間は少しさかのぼる。


「……」「……」「……」


三者三様の理由で一文字目を発せずにいた。


沙耶さやさんは眠っているときのような綺麗な表情をしながら俺の唇にキスをしている最中なので。


俺は驚いて声が出せない……というわけではなく、沙耶さんのその薄桃色の唇で声の出口を塞がれてしまっているから。


最後に真由美ひめは今の俺たち、つまり俺と沙耶さんの状況を見て呆気に取られてしまっているからだ。


言葉を発さないものの、はじめに動いたのは真由美だった。


目は完全ににらんでいる。


その奥に炎が見えた気もする。


腕もワナワナ震えている。


こぶしは今ならどんな物でもつぶしそうなくらい握り込まれている。


会ってからまだそんなに経っていないから、前に会っていた時から癖なんかがどれほど変わったかはわからない。


だが、唯我独尊の癖が直っていないなら怒っているときの仕草も変わっていないかもしれない。


とすると、今の真由美は怒り度5……すなわちMAXだ。


俺は最近では絶対に感じることの無かった生命の危機感を抱いた。


真由美の存在をまるで気が付いていないかのように沙耶さんが俺にキスをしていたからだ。


俺としては非っ常ーに複雑な心境だ。


もちろん女の子、それも綺麗な先輩とキスができるなんて嬉しい。


しかしながらなぜ沙耶さんは俺にしているのかがさっぱりわからない。


加えて、真由美が今にも頭からマグマでも噴き出すかのような恐ろしい表情を見ているために色々な意味で素直に喜べない。


真由美がこの場面を目撃しておよそどれくらいが経過したのだろうか。


いや、十秒経っているか経っていないかだろう。


沙耶さんはその薄桃色の唇を俺の唇からそっと離す。


暗い部屋に小さな窓から差し込んだ夕日の光が俺と沙耶さんの唇の間にできた糸を光らせた。


沙耶さんの顔全てが俺の視界内に収まったとき、俺には沙耶さんの頬は紅く染まっていつもより色香いろがが出ているように感じた。


その姿を見ると、俺も急に恥ずかしく思えてきた。


俺は慌てて視線を逸らそうとさせるが、俺の目を見つめてくる沙耶さんの目によってそれができない。


だが、それはいとも容易たやすくできるようにしてくれる声が俺の耳に届いた。


怒りに震えた声。


「アーキートー!!」


もちろん真由美だ。


錆付いたロボットの如くビクビクしながら、ゆっくりと顔を真由美の方に向ける。


「ナ、ナンデショー」


セリフまでもがロボットのようになってしまった。


それほどまでに真由美の眼光は激しいものだった。


「覚悟はできてるのよね~?」


怒りがもはや最頂点を超えてしまったのか、真由美の声はいつもより低い声なのにリズムに乗っている。


完全に俺の死亡フラグが立つ印だ。


ガチャ。


えっ、いつの間に!?


真由美は安全装置を解除したマシンガンをこちらに向けている。


「ま、待て。真由美、話し合おう」


俺は何とか真由美を説得しようと試みる。


「問答無用!!」


次の瞬間、連射されるBB弾によって叩きのめされたのは言うまでも無い。


弾倉が空になると、プロ並みの速さで補充するのだからどうしようもなかった。


真由美がとりあえず気を落ち着いたのは、『いこいの間』がBB弾によって足の踏み場が無くなった頃だった。








※評価、感想の方を宜しくお願いします。


次話投稿は7月26日午後12時までを予定しています。


尚、更新が遅延することがあります。その場合は活動報告にてお知らせしますので、お気に入り登録及びブックマークの登録をしていただくことをお勧めします。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
小説家になろう 勝手にランキング←面白いと感じていただけましたら、押してください
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ