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第13話 ★ それは突然に!? ★ ①

koimayuです。


執筆していた小説のデータが行方不明です。


なので、予定とは異なり二部構成に改めて作り直しました。


作品をよりよくするため、感想や評価を宜しくお願いします。









校長の趣味のおかげでほとんど仕事をせずに済んだ俺は『姫の間』に戻ってきていた。


最も今年から新しく始まった『校長』は疲れた。


「お前達は今年一年をどう過ごすか考えているか」


「勉強を最低限やっているならば、遊ぶのも良し」


「だが、お前達は夢を持っているか」


というふうに、身体測定というより精神測定をさせられたからだ。


「お疲れ様です」


『姫の間』に入るとそこにいたのは沙耶さんだけだった。


俺はそのまま自席に着く。


沙耶さんは仕事をしていたのか、資料を持って隣の部屋に消えた。


この隣の部屋は『憩いの間』と呼ばれている。


『憩いの間』は『姫の間』と同じくらいの広さを有する。


もともとは『倉庫』と呼ばれ、資料や物が乱雑に放置されていたらしい。


なので、必要な物を探し出すのはまるで宝探しのようだったそうだ。


それが真由美の生徒会入りによって生まれ変わった。


資料などは真由美がそのせいりせいとんりょくで綺麗に纏められた。


おかげでもともと足の踏み場もなかった『倉庫』はソファ、テーブル、ベッドを置いた『憩いの間』になった。


「彰人くん」


『憩いの間』の方から沙耶さんに呼ばれた。


「どうかしましたか?」


入ってみると、沙耶さんは資料が置かれている棚の上の方を見上げている。


「あのプリント、とってもらえるかしら?」


沙耶さんの身長からは少し高かったらしい。


「了解です」


俺はどれかまでは区別できないので沙耶さんが指したあたりのプリントのかたまりを引き抜いた。


「ありがと」


沙耶さんはウィンクしながらお礼を言ってくる。


全然構いませんよ、と言いかけた瞬間だった。


突然、プリントが落ち始めて、おまけに棚本体も倒れてくるのが目に入った。


ヤバい!!


棚は高さがおよそ二メートル弱。


倒れたら前側二メートル弱の場所に被害が出る。


俺だけなら良いが、沙耶さんには。


沙耶さんのいる位置はその被害が及ぶであろう範囲内にいる。


「すみません、沙耶さん!!」


え!?と言って振り返ったのでまさしく押し倒す形になる。


何とか沙耶さんが床に衝突する衝撃を和らげるために左手を頭の後ろに、右手を腰に回す。


二人が床に倒れこんだ瞬間、本やら資料やら加えて棚が降ってきた。


運悪く俺はかなり重たい本に後頭部をたれて気を失った。





……辞書は痛い!!

次話投稿は6月中になります。


遅れまして申し訳ありません。


活動報告にて後日詳細を掲載しておきますので、そちらをご覧ください。

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