魔術の修行の時パート2
「さてと、ご飯も食べたことだし練習始めましょうかね。
さっ、そとに出るわよ♪」
そう言ってさっさとフランは玄関から外にでて行った。すぐ後にはシスが付き従っていた。
私たちも慌ててフランの後を追っていった。
しばらくしていつもステフが練習場にしている広場についた。
さて、今から魔法使えるんだよね。楽しみだよ。
「いい、涼、魔法なんて単純なものなのよね。
魔法を使える人にはそれぞれ、火、水、雷、風、土、光、闇といった、それぞれの属性があるのよ。
それで、みんなは自分にあった属性を探してその力を最大限に利用できるようにするわけよ♪
まぁ、とりあえず涼の属性をみますか!」
そういって、フランは小さな水晶を私にくれた。
「さぁ、涼その水晶を強く握って」
そう言われたのでしばらくその水晶を握りしめた。
しばらくすると透明だった水晶がカラフルな色に輝き始めた。
やっぱりね、なんとなくこうなるような気がしたんだよね。多属性なんだね。
「あらっ、やっぱり涼は多属性なんだ。
まぁ、いろいろ使える魔法が増えるからよかったわね。」
まぁ、攻撃力が増えるのはいいことだよね。
さて、魔力の使い方を覚えないと。
「じゃ~、涼、魔法の使い方なんだけど。
頭で念じればいいだけだから。
火が欲しければ頭に火を思い描けばいいし、水が欲しかったら水を思い描くのこんなふうにね」
そう言ってフランは手に火をだした。
「結構簡単なのよ、長い呪文なんていらないしね♪
魔力がある人なら簡単に使えるようになるのよ♪」
なんか、凄く簡単だね。
ステフに聞くとこの国の人はみんな少しぐらいは魔力があって小さな火や、少しの水ぐらいなら誰でも出せるらしい。
そして力が強いものはフランみたいに宮廷魔術師になったりするみたいだ。
「それでは、涼さっそく試してみましょうか!」