目覚めの時
「ごめん、ミーシャ、またせちゃったかな?」
ちょっと、疲れてたのかすっかり寝過ごしてしまったようだ。何度かメイドさんが起こしにきたのだがまったく起きなかったみたいだ。
ついに、なかなか現れない涼を心配してミーシャが部屋にきたものだから慌ててメイドさんたちが数人で起こしにきた。
やっと起きた私にミーシャが来たことを告げて急いで用意したんだよね。
「いえ、別にいいんですよ、なかなか起きてこないものだから具合でも悪いのかと心配になっただけですよ。
よく寝れたのなら良いことです。
それと、涼、昨夜なにかありませんでしたか?」
昨夜?あったにはあったけどあれは夢のことだし関係ないよね。
「特に変わったことはなかったけど、どうして?」
「何故だかわかりませんが涼から、とても強い魔力が感じているのですか私にはよくわかりませんので後からフランにでも調べてもらいましょうか?」
楓にもらった力がもう現れてきてるのかな制御の問題もあるしフランに聞くのがベストだよね。
「そうだね。専門家に聞くのが一番いいし、取り敢えずご飯食べたあとで考えようか」
私たちはみんなが待っているということなので急いで食堂にむかった。