美少女と出会いの時パート2
なんと、月夜の似合う美少女だ。ちょっと、いや、かなりタイプだよな。
「はじめまして、勇者様。
私は、キャメリア・ローンと申します」
そういって、彼女はスカートの両端を掴んで軽く持ち上げ頭を下げた。
いいとこのご令嬢なのかな。
「これは、ご丁寧な挨拶ありがとうございます。
でも、出来れば名前で涼と呼んでくれませんか、先程の自己紹介で言った通りに私は、まだ勇者ではありませんから。」
ほんとにこの勇者様はちょっと変わった人なのね。
この人に付き合ってたら楽しそうなことありそうよね。
「わかりました。涼、私のことはリアと呼んでください。」
「わかった、リアだね。
リアって礼儀正しいしどっかの貴族様ってやつなの?
この国の階級制度を聞いてなかったからわからないんだよね。」
「涼の国ではどうか知らないけどこの国に階級なんてものはないのよ。
すべて実力がものを言うの。
だから生まれが悪くても、この国は必ず学院で学べるチャンスを女王は作っているの、そこで自分にあったやりたいことをして成功すると富や名声を得ることがてぎるのよ。
私の両親がその成功者でちょっと裕福な暮らしが出来てるってわけ」
それはいい国だね。
どんなに貧しくても学べるチャンスがくるってことか、国を豊かにするのに子供の育成って大切なんだよね。
女王はよくわかってるな。
だから、こんなに国は潤ってるしみんな女王を慕っているんだね。
「へぇ~♪ そうなんだ。いい国だね。」
「そうよね。私もこの国は大好きなのよね。
だからこそ、あなたには期待してるの。
どうか、お願いしますね。私に出来ることがあれば必ず協力します。
学院にいってもよろしくお願いしますね。私、涼と同じ年ですから。」
「えっ、同級生なんだ。そうなんだ。これからも、よろしくお願いしますね♪」
それからも二人で話して楽しい時間を過ごしていたら、ミーシャがなかなか帰ってこない私を心配して探しにきた。