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出会い
「もう、なんでこんな森の中に召喚されてるのよ」
「しょうがないでしょ巫女様がちょっと失敗したらしいのですから」
そんな声とともに私の前には三人の男女があらわれた。
そんな三人に驚いて固まってしまった私にどんどん近くにやってきた。
さっきの声の人が言ってた迎えの人ってこの人達なのかな。
なんか騒がしい人達だね。ちょっとは落ち着いてくれないかな。
「大丈夫ですか?急な召喚でどこかお怪我をしたり気分が悪くなったりしていませんか?この度はこちらの失敗でこのような場所に召喚されてしまいましてどうもすいません。」
「いえ、気分が悪くなったり怪我なんかしていないんだけど。いったいここはどこなんでしょ?」
私の頭の許容範囲はもはやいっぱいいっぱいだと訴えているように酷い頭痛がしていた。