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[悲報] 魔法使いを目指す俺、ツッコミ役に就任しました  作者: 三科異邦


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16/63

放課後小事件! ヒロイン全員とドキドキの教室

放課後の教室。

霧島ユウトは今日こそ平穏に過ごせると思っていた――しかし、甘かった。


(……また何か起きる予感しかしない)


 机の上で明日の授業準備をしていると、ミアが元気よく声をかけてきた。


「霧島くん、ちょっと手伝って~!」

「お、おう……手伝うけど、暴走しないでくれよ」

「暴走じゃないもん! 面白くなるだけだもん!」

「面白くねぇ! 俺の心臓がフル稼働だ!」


 次にルナが、微笑みながら机の隣に近づく。


「霧島くん、ここはこうした方がいいんじゃない?」

「ちょ、近い! 近すぎるだろ!」

「え? そう? 別に普通よ?」

「普通じゃねぇ! 普通じゃねぇって言ってるんだよ!」

ユウトの心臓は、またしても跳ねた。



 セリナも手元の資料を整理しながら声をかける。


「霧島くん、ここをこうしてくれると助かります」

「もちろん任せろ」

彼女の指先がほんの少し触れるだけで、ユウトの心臓はさらにフル稼働。


「……おい、なんでこんなにドキドキするんだ?」

(昨日のツッコミ地獄とは違う、別の意味で……!)


 フィオナは微笑みつつ、手を添えて資料を軽く浮かせる。


「……ちょっとだけ手伝うね~」

「お、おう……その“ちょっとだけ”は信用していいんだろうな?」

柔らかい笑顔に、ユウトの頭が少し混乱する。



 そしてリアも静かに近づき、少し赤らめながら言った。


「霧島さん、ここはこう整理した方がいいと思います」

「え、あ、ああ……」

指示の通り手を動かすと、自然に指先が触れた瞬間、ユウトの心臓がまた跳ねる。


(……何だこの感覚、心臓がいくつあっても足りない!)



 ヒロインたちは順番にユウトを巻き込みながら作業を進める。

ミアの元気さ、ルナの挑発的な距離感、セリナの控えめな優しさ、フィオナの癒しの微笑み、リアの落ち着いたけど少し赤らむ表情。


 一つ一つのやり取りで、ユウトの心臓は休む暇がない。


「霧島くん、手が止まってるわよ?」

「いや、止まってない……けど動揺はしてる!」

「ははっ、やっぱり面白いわね」

「面白くねぇ! 俺の心臓が大変なんだ!」


 ヒロインたちは互いに笑い合いながら、ユウトの反応を楽しんでいるようだった。



 だが、放課後の平穏はすぐに破られる。


 ミアが光の玉で掲示物を飛ばした瞬間、ルナの幻影と干渉し、小さな魔力の暴走が発生。

教室に光の玉が飛び交い、ユウトは慌てて防御魔法を展開する。


「ちょ、ちょっと待て! 俺のツッコミだけじゃ防げねぇ!」

「霧島くん、面白くなってきたわね」

「面白くねぇ! 死ぬぞ!」


 セリナは補助魔法をかけ、フィオナは“ちょっとだけ”魔力で調整。

リアは冷静に制御魔法を放ち、暴走した光を一瞬で鎮める。


「……ふぅ、これで大丈夫です」

「お前、強すぎるだろ……!」

ユウトは思わず膝から力が抜ける。



 魔力暴走も収まり、教室は静かになった。

ヒロインたちは少しずつ距離を詰めて笑顔を向ける。


(……このクラス、騒がしいけど、なんか落ち着く……)

ユウトは心の中で微笑む。


 教室に差し込む夕日が、今日も穏やかに照らしている。

小事件とドタバタの放課後は、胸の奥で小さなドキドキを残しながら、明日への期待に変わった。

次回予告


学園行事の季節が到来――

教室は準備で大騒ぎ、ヒロインたちは張り切って動き回る。


「霧島くん、飾り付け手伝って!」

「ちょ、また俺が巻き込まれるのか!?」


「ユウト、ここはこうした方がいいわよ」

「近い!近いんだよルナ!」


「霧島さん、資料を持ってくれる?」

「はいはい……セリナも控えめに触れるなよ!」

•学園行事の準備で教室は大混乱

•ヒロインたちの掛け合い+ユウトのツッコミ全開

•さらにドキドキ感も倍増

•小ハプニング発生で、平穏な時間はほぼゼロ


友情、笑い、ドキドキ――

今日も学園は賑やかで、ユウトの心臓は休む暇がない。

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