放課後小事件! ヒロイン全員とドキドキの教室
放課後の教室。
霧島ユウトは今日こそ平穏に過ごせると思っていた――しかし、甘かった。
(……また何か起きる予感しかしない)
机の上で明日の授業準備をしていると、ミアが元気よく声をかけてきた。
「霧島くん、ちょっと手伝って~!」
「お、おう……手伝うけど、暴走しないでくれよ」
「暴走じゃないもん! 面白くなるだけだもん!」
「面白くねぇ! 俺の心臓がフル稼働だ!」
次にルナが、微笑みながら机の隣に近づく。
「霧島くん、ここはこうした方がいいんじゃない?」
「ちょ、近い! 近すぎるだろ!」
「え? そう? 別に普通よ?」
「普通じゃねぇ! 普通じゃねぇって言ってるんだよ!」
ユウトの心臓は、またしても跳ねた。
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セリナも手元の資料を整理しながら声をかける。
「霧島くん、ここをこうしてくれると助かります」
「もちろん任せろ」
彼女の指先がほんの少し触れるだけで、ユウトの心臓はさらにフル稼働。
「……おい、なんでこんなにドキドキするんだ?」
(昨日のツッコミ地獄とは違う、別の意味で……!)
フィオナは微笑みつつ、手を添えて資料を軽く浮かせる。
「……ちょっとだけ手伝うね~」
「お、おう……その“ちょっとだけ”は信用していいんだろうな?」
柔らかい笑顔に、ユウトの頭が少し混乱する。
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そしてリアも静かに近づき、少し赤らめながら言った。
「霧島さん、ここはこう整理した方がいいと思います」
「え、あ、ああ……」
指示の通り手を動かすと、自然に指先が触れた瞬間、ユウトの心臓がまた跳ねる。
(……何だこの感覚、心臓がいくつあっても足りない!)
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ヒロインたちは順番にユウトを巻き込みながら作業を進める。
ミアの元気さ、ルナの挑発的な距離感、セリナの控えめな優しさ、フィオナの癒しの微笑み、リアの落ち着いたけど少し赤らむ表情。
一つ一つのやり取りで、ユウトの心臓は休む暇がない。
「霧島くん、手が止まってるわよ?」
「いや、止まってない……けど動揺はしてる!」
「ははっ、やっぱり面白いわね」
「面白くねぇ! 俺の心臓が大変なんだ!」
ヒロインたちは互いに笑い合いながら、ユウトの反応を楽しんでいるようだった。
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だが、放課後の平穏はすぐに破られる。
ミアが光の玉で掲示物を飛ばした瞬間、ルナの幻影と干渉し、小さな魔力の暴走が発生。
教室に光の玉が飛び交い、ユウトは慌てて防御魔法を展開する。
「ちょ、ちょっと待て! 俺のツッコミだけじゃ防げねぇ!」
「霧島くん、面白くなってきたわね」
「面白くねぇ! 死ぬぞ!」
セリナは補助魔法をかけ、フィオナは“ちょっとだけ”魔力で調整。
リアは冷静に制御魔法を放ち、暴走した光を一瞬で鎮める。
「……ふぅ、これで大丈夫です」
「お前、強すぎるだろ……!」
ユウトは思わず膝から力が抜ける。
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魔力暴走も収まり、教室は静かになった。
ヒロインたちは少しずつ距離を詰めて笑顔を向ける。
(……このクラス、騒がしいけど、なんか落ち着く……)
ユウトは心の中で微笑む。
教室に差し込む夕日が、今日も穏やかに照らしている。
小事件とドタバタの放課後は、胸の奥で小さなドキドキを残しながら、明日への期待に変わった。
次回予告
学園行事の季節が到来――
教室は準備で大騒ぎ、ヒロインたちは張り切って動き回る。
「霧島くん、飾り付け手伝って!」
「ちょ、また俺が巻き込まれるのか!?」
「ユウト、ここはこうした方がいいわよ」
「近い!近いんだよルナ!」
「霧島さん、資料を持ってくれる?」
「はいはい……セリナも控えめに触れるなよ!」
•学園行事の準備で教室は大混乱
•ヒロインたちの掛け合い+ユウトのツッコミ全開
•さらにドキドキ感も倍増
•小ハプニング発生で、平穏な時間はほぼゼロ
友情、笑い、ドキドキ――
今日も学園は賑やかで、ユウトの心臓は休む暇がない。




