クラス委員決め
翌朝、霧島ユウトはいつも通り眠い目をこすりながら教室に入った。
前日の模擬戦と放課後小事件の余韻は残っているが、今日の目玉はクラス委員決めだという。
ユウトが机に杖を置くと、ミアがすでに机の上に飛び乗っていた。
「霧島くん、おはよう! 今日も遊ぶの~!」
「いや、遊ぶって……また暴走する気か?」
「暴走じゃないよ! クラス委員決めは、戦略も必要なんだから!」
「……戦略? 面白くなるのは間違いないな」
ルナは壁際に座り、挑発的に微笑む。
「霧島くん、今日も忙しくなりそうね」
「面白くねぇ! 俺のツッコミ力、もう限界に近いんだぞ!」
セリナは杖を握り、真面目に前を見据える。
「……私は、きちんと補助役に徹します」
「事故だけは起こすなよ」
フィオナはのんびり手をかざし、教室の魔力を微調整する。
「……ちょっとだけ~」
「本当にお前のちょっとだけは侮れない……」
⸻
授業が始まる前に、担任が立ち上がる。
「さて、今日はクラス委員を決めます。立候補したい人は前に出てください」
教室はざわつく。ミアが即座に立ち上がる。
「私やりたい! 面白そうだもん!」
「いや、面白そうって理由で委員になるな!」
ルナも笑顔で手を挙げる。
「私もやります。霧島くんと同じ班なら楽しくなりそう」
「面白くねぇ! 俺のツッコミが大変になるだけだ!」
セリナは少し恥ずかしそうに手を挙げる。
「……私も、支援役として役に立ちたいです」
「事故だけは……頼むぞ」
フィオナはのんびり手を挙げ、柔らかく微笑む。
「……ちょっとだけ~」
「助けてるのかどうか分からんけど、とにかく頼む」
⸻
そこへ教室のドアが開き、新たな女の子が現れた。
長い黒髪に紅いリボン、凛とした雰囲気の少女。制服も整っていて、まるで舞台に立つ女優のように堂々としている。
「はじめまして。今日からこのクラスに転校してきました、リア・クロフォードです」
教室は一瞬静まり返った。ユウトは目を丸くする。
(……おい、強そうな女の子が来たぞ。しかも雰囲気で圧倒されるタイプか)
ミアは目を輝かせ、すぐに駆け寄る。
「わぁ、新しい友達だー!」
「ちょ、近いって!」
ルナは微笑みながら肩をすくめる。
「霧島くん、面白くなりそうね」
「面白くねぇ! 俺のツッコミがまた増えるだろ!」
セリナは少し緊張しつつ挨拶する。
「よろしくお願いします、リアさん」
「……事故だけは、勘弁してください」
フィオナは微笑みながら、手をかざして微妙に教室の空気を整える。
「……ちょっとだけ~」
「本当にちょっとだけなのに、救われるのかどうか……」
⸻
委員決めが始まると、クラスは一気に混乱する。
ミアは元気に叫ぶ。
「面白さなら負けません!」
ルナは挑発的に微笑み、ユウトを巻き込む。
「霧島くんと一緒なら完璧だわ」
「面白くねぇ!」
セリナは慎重に支援役をアピール。
「事故のないよう、全力で補助します!」
フィオナは微笑みつつ、ちょっとだけ魔力を整えながら宣言。
「……ちょっとだけ整えます~」
そしてリアが静かに前に出る。
「私はクラスをまとめることが得意です。霧島くんのツッコミ力と皆の力をうまく繋げられればと思います」
その言葉に、教室は少しざわついた。
ミアは目を輝かせ、ルナは笑みを浮かべ、セリナは少しほっとした表情を見せる。
ユウトは思わず心の中で叫ぶ。
(……おい、新キャラ女の子まで来たぞ! しかも強そう!
俺のツッコミ力、限界突破する気がする……)
⸻
委員決めの投票が始まる前から、教室はすでに小さな戦場のようになっていた。
光の玉や幻影、微妙な空気操作、そしてヒロインたちのアピール合戦。
ユウトは深呼吸し、杖を握り直す。
(……平穏な学園生活なんて幻想だな)
しかし心の奥底では、少しだけワクワクしている自分もいた。
新しいクラスメイト、リアの登場で、学園生活はさらに賑やかに、さらに面白くなる予感。
(……このクラス、俺のツッコミ力が本当に試されるな)
放課後まで続くかもしれない小競り合いと笑いの嵐を前に、ユウトは杖を握りしめ、覚悟を決めた――
クラス委員決め、ついに投票の日――
ミア、ルナ、セリナ、フィオナ、そして新転校生リア、全員が全力でアピール!
しかし、学園生活は平穏とは無縁だった。
•クラス内で小事件が勃発
•光の玉、幻影、微妙な魔力操作で教室はカオスに
•ユウトのツッコミ力、再びフル稼働必至
「俺の静かな学園生活は、どこにあるんだ……!」
友情とドタバタ、ラブコメの予感、そして新キャラとの掛け合い――
教室を巻き込む大騒動が、今まさに幕を開ける!
次回、クラス委員決戦+笑いと魔法の小事件、開幕!




