学園騒動再び! ヒロインたちの暴走は止まらない
翌朝の霧島ユウトは、またしても寝起きの頭を抱えた。
窓から差し込む光が、昨日の模擬戦と放課後事件を思い出させる。
(……今日も、絶対に平穏じゃないな)
制服に着替え、杖を手にして教室に入ると、案の定騒がしい。
ミアは机に飛び乗って両手を振りながら、弾ける笑顔でこちらを見ていた。
「霧島くん、おはよう! 今日も遊ぶの~!」
「いや、遊ぶって……昨日も全力だっただろ! 俺の心臓は休憩中だ!」
「心臓は強化魔法で守れるでしょ~?」
「そんな魔法はねぇ!」
ルナは壁際で余裕の笑みを浮かべ、ユウトを挑発する。
「霧島くん、今日も反応面白そうね~」
「面白くねぇ! 反応しても忙しいだけだ!」
セリナは杖を握りながら、少し緊張した表情で言う。
「……今日は昨日よりもっと事故らないように頑張ります」
「事故らないだけじゃなく、机にも注意してくれ!」
フィオナはのんびりと笑い、机の上に手をかざして魔力を整える。
「……ちょっとだけ~」
「お前のちょっとだけで何度救われたか……」
ユウトは深呼吸し、杖を握り直す。
(……今日もフル稼働だな)
⸻
朝の魔法基礎演習が始まる。
ミアは光の玉を作りながら、机の上を飛び回る。
「霧島くん、見てて!」
「見てるって……! 俺の教科書に当たるだろ!」
「あはは~、うまく避けたもん!」
ルナは横から幻影を作り、光の玉を攪乱する。
「ちょっと! 俺の光玉弄るな!」
「だって面白い反応が見たいの~」
「面白くねぇ!」
セリナは慎重に補助魔法を流すが、光玉に合わせるのがやっとで少しよろめく。
「セリナ! 足元にも注意しろ!」
「……す、すみませんっ」
フィオナは微笑みながら、教室全体の魔力を微調整。
「……ちょっとだけ~」
「本当に助かる……でも本人はのんびりだな……」
ユウトはツッコミ全開で、光玉、幻影、補助魔法を調整する。
まさに、戦場の中心に立つツッコミ役だ。
⸻
休憩時間になると、また小事件が発生した。
ミアが急に机の下から何かを取り出した。
「霧島くん、見て! 新しい光の玉の応用版~!」
「いや、また危険なもの出すな!」
「危険じゃないよ! 面白いだけ!」
ルナは後ろから小さな幻影を送り、ユウトの視界を攪乱する。
「霧島くん、反応してね」
「反応しても回避できるか微妙だ!」
セリナは補助魔法を流すが、机に足をぶつけて転びそうになる。
「ちょ、落ち着け!」
「……すみません」
フィオナは微笑みながら空気を整える。
「……ちょっとだけ~」
「いや本当に助かるけど、微妙すぎる!」
ユウトは光の玉や幻影を防ぎつつ、ツッコミフル稼働でクラスをまとめる。
教室のあちこちで小事件が同時多発するが、奇跡的に大きな事故は起こらない。
⸻
午後の授業も、もちろん波乱の連続だった。
ヒロインたちの個性が炸裂し、魔法の演習は笑いと小混乱の嵐に。
「霧島くん! 見て! 飛び跳ねる光の玉!」
「だから俺の机にぶつけんな!」
「ふふ、反応が面白い~」
「面白くねぇ!」
ユウトは杖を握りながら、心の中で思う。
(昼休み地獄、初授業、模擬戦、放課後事件、そして今日……
このクラス、俺のツッコミなしじゃ絶対に回らない)
しかし、不思議と心は少し軽い。
ヒロインたちの個性と笑いに囲まれ、賑やかで、少し楽しい学園生活。
(……このクラス、騒がしいけど、悪くないな)
放課後、教室の窓から差し込む夕日を見つめながら、ユウトは静かに微笑む。
明日もまた、騒がしい学園生活が待っている――
そして次の小事件が、確実に訪れることを、心のどこかで楽しみにしていた。
次回予告
そろそろネタ切れしてきたぞ!
次回、クラス委員決め




