表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

お気に入り小説4

夫に裏切られて2回も離縁しました。いかに、象徴の王家とはいえども、その血をないがしろにした罪は重いのよ。

作者: ユミヨシ

ジェティエーヌは、今日も夫婦の寝室であるベッドで一人、ため息をついた。

ジェティエーヌ・アラントス公爵夫人。歳は18歳。

金の髪に青い瞳のジェティエーヌはそれは美しく、自分の容姿に自信を持っている、グランティ王国の第5王女である。

王家の命で、夫であるゼルド・アラントス公爵、歳は28歳に嫁いできたのだ。

だが、ゼルドは黒髪碧眼の美男で、遊び人で有名だった。

色々な令嬢や貴族夫人達を甘い言葉で口説き、時には褥を共にする。


しかし、前公爵夫妻が公爵位を譲るにあたり、そろそろ身を固めさせたいとの事で、それならば王家がジェティエーヌを公爵家に降嫁させたらどうかとねじ込んだ婚姻である。

姉達はそれぞれ、高位貴族に嫁いでおり、ジェティエーヌだけが結婚相手が決まっていなかった。


それはもう美しいゼルドと結婚出来る。

結婚したらきっと、他の令嬢や夫人達と遊ぶのを控えてくれる。


そう信じていたのが間違いだった。


豪華な国挙げての結婚式の後の公爵家での初夜で、ゼルドはすっぽかしたのだ。

薄い美しい足元まである洒落た夜着で待っていたジェティエーヌはそれはもう、がっかりして。


「王女であるわたくしとの初夜を行わないだなんてどういう事なのかしら」


翌日、朝帰りをしてきたゼルドに詰め寄ったら、ゼルドは、


「え?王女様といえども、メイドが産んだお子でしょう?王家が厄介払いしたがったお方でしょう。我が公爵家はいかに王家といえども、強く口出し出来る名門ですよ。でも、私などではとても貴方様のお相手は務まりません。て、そもそも貴方様と結婚なんてしたくはなかった。父上母上はいい加減に身を固めないと爵位を譲らないぞと脅されていたから、仕方なく貴方様を娶りましたが、子は貴方様と儲けなくていいでしょう?貴方様をお飾りの妻として娶ってあげただけでも感謝して欲しいですな」


「え?あまりにも王家を馬鹿にした話ではなくて?わたくしの子でなくては、公爵家を継げないのではなくて?」


「いえいえ、公爵家の血さえ継いでいれば、誰の子でもかまわないのですよ。全く。王家は我が公爵家に強く言えないのでね。なんせ、名門ですから。貴方との間には子が出来なかったという事でーー。私は愛人との間に子を作りますから。そうそう、別邸に愛人二人を迎えました。その二人のどちらかに子を産んでもらいますから。貴方様はただお飾りに徹していればいいのです。あ、屋敷の女主人の仕事も優秀な執事がいますので必要ありませんよ。貴方様に必要なのは、夜会で着飾って私のパートナーを務める事ですかね。後は、ただ、屋敷にいるだけでよろしいですから。そういう事で」


自分はメイドが産んだ娘で、父である国王や王妃からも、軽く見られていて。

そもそも王家自体、昔は権力を持っていたが、今やお飾り位に力を弱めている状態なので。


ジェティエーヌはそれでも、王家の娘として、高いプライドを持っていたのだから、とてもショックだった。


自分はメイドの母から産まれた娘だ。

それでも、高いプライドを持って、王家の人間として、毅然と振る舞って来た。

どんなに兄や姉に馬鹿にされようとも、それでも勉学に励み、美しさに磨きをかけ、自分を高めてきたのだ。


そして、姉と同様な高位貴族である公爵家に嫁に行けと言われた時は嬉しかった。

父である国王に認められたような気がして。


それなのに、夫であるゼルドからの酷い仕打ち。

今宵もベッドにゼルドは来ない。


だから、ジェティエーヌは自分の扱いの酷さを、新聞社に売ったのである。

新聞記者のデイルスは、ジェティエーヌの言葉の裏取りに、ゼルドの行動を調べ、浮名を流している女性、愛人になっている女性二人の事を調べ上げて、大々的に記事として新聞に載せたのだ。


いかに権力がない象徴的な王家とはいえ、さかのぼれば、王国を救った勇者の血統だからと、グラティ王国民達は信仰し、その血を大切に思っている。

貴族達もそれを解っていて、王家を表向きは大事に扱っているはずだ。

だから、姉王女達も高位貴族の元へ嫁に行ったのだ。

それなのに、いかにメイドが産んだ王女とはいえ、国王の血を引いている。

その王女をないがしろにし、愛人二人に子を産ませると宣言したゼルドに、貴族達から、いや国民全体から非難の目が向けられた。

なんて常識を知らない馬鹿なんだと。


「王女様をないがしろにして、愛人二人に子を産ませるだなんて」

「ちょっといくらなんでも王家を馬鹿にしているんじゃ」

「いかに象徴的な存在とはいえ、ねぇ?」

「そうそう。酷すぎる話だ」


ゼルドはジェティエーヌに謝りに来た。


「申し訳なかった。ジェティエーヌ。私は反発したかったのだ。王家がいかに勇者の血を引いているとはいえ、何の力もない。それなのに、王国の象徴として居座っている事に。私が間違っていた。そんなに王家の血が大事に思われているとは。これからはジェティエーヌ、貴方と子作りをするから」


ジェティエーヌはきっぱりと、


「貴方とは離縁致します。父上が戻って来なさいと言ってきましたわ」


「いやいや、我が公爵家が謝罪すればよいだけの話だ」


「いえいえ、いかに象徴の存在である王家でも、その血を馬鹿にされたのなら、国王であるお父様も黙ってはいられませんわ。わたくしには王家の血が流れているのです。その血は勇者の血を引いており尊重される尊い物。それを貴方は馬鹿にしたのです。ですから貴方とは離縁致しますわ」


「いや、だから謝ると言っているだろう?これからはその血を尊重すると言っているだろう?」


「いえいえ、貴方様の事が信じられませんわ。わたくしは王家へ戻ります。ごきげんよう」


「いやいや、戻られては困る。いかに象徴な王家とはいえ、このまま離婚となったのでは私の立場はどうなる?」


「貴方様は今までと同様にお過ごしになればよろしいでしょう」


「いやいや、国民は真っ白な目で私の事を見ているぞ。いかに象徴とはいえ、王家の血をないがしろにしたのだから」


「真っ白な目で見られていればよいではありませんか。貴方はそれだけの事をしたのですから」


「いやいや、冗談じゃない。そんな真っ白な目で見られているだなんて、私のプライドが許さない」


「いえいえ、良いではありませんか。プライドなんて。貴方はそれだけの事をしたのですから」


「いやいや、私は……」


これ以上の会話は疲れるので、ジェティエーヌはきっぱりと、


「ともかく、わたくしは王家に戻りますわ。離縁は当然かと。勿論、慰謝料も請求させて頂きます」


「いやいや、それは困るっ」


その時、公爵家の話し合いをしていた部屋のドアがドンと開けられて、ガタイの良い騎士達が顔を出し、


「お迎えに参りました。ジェティエーヌ王女殿下」


「まぁ、有難う。それではわたくしはこれで失礼致しますわ」


「いやいや、ちょっと待てーーーっ」


騎士達に護衛されて、王家に戻ったジェティエーヌ。


国王である父はいつもはそっけないのだけれども、


「我が王家の血をないがしろにする輩と結婚する意味などない。ご苦労だったな」


と、声をかけて貰えた。


ジェティエーヌは離縁した事で父に責められず、安堵するのであった。


あれから、ゼルドは貴族や国民から責められて大変らしい。

王族の血をないがしろにする、どうしようもない男として有名になってしまったのである。


ジェティエーヌは、今度は伯爵家に嫁ぐことになった。

ミデー伯爵家の嫡男、アフェルは、同い年の18歳。


ジェティエーヌの手を取り、その甲にキスを落として、


「お美しいジェティエーヌ様。私はあの愚か者とは違い、貴方様を大事に致します。貴方様の子は貴方様に似てとても美しいのでしょうね。二人でよい家庭を築いていきましょう」


ジェティエーヌの胸はときめいた。


彼は金髪碧眼のとても美男で、そして紳士である。

今度こそ、幸せな結婚生活が出来る。そう思ったのに。



二度目の結婚式も豪華に執り行われて、愛ある初夜も無事終わり、ジェティエーヌは幸せだった。


伯爵家では使用人達もとても親切で、行き届いていて。

アフェルは事ある毎にジェティエーヌに愛を囁き、大事にしてくれる。


ジェティエーヌはそんな中、一人目の子を妊娠した。

アフェルは凄く喜んでくれて。


「男の子でも女の子でもいい。ジェティエーヌとの子だ。私は嬉しい」


そうまで言ってくれたのに。


アフェルは夜出かけることが多くなった。

使用人に聞いても、


「仕事の用事で、お出かけになっているのです。旦那様は忙しいのですよ」


としか言ってくれない。


どうして?なんで?仕事だから仕方がない?

今までそんなことは一度もなかった。


まだ爵位を継いでいないので、彼は伯爵令息である。

伯爵夫妻は領地にいて、彼はジェティエーヌと共に王都にある屋敷で暮らしていた。

彼は王都で仕事をしているのだが、女のカンが、彼が浮気をしていると……


そういえば、以前、頼った新聞社のデイルスは、探偵のようなこともしていると言っていたわ。


ジェティエーヌはデイルズを再び訪ねた。


「おや、ジェティエーヌ様。身重な身体で、俺にまた頼み事ですか?」


新聞社の客間に通されて、ジェティエーヌはデイルズに向かって、


「夫が浮気をしているみたいなの。よその女の間で子を作られては困るわ」


「それはそれは、どこの女と浮気をしているのか、調べましょうか?」


「ええ。お金は弾むから。お願い」


「それとも、また新聞記事にしましょうか?ジェティエーヌ様は旦那様を愛しておいでで?」


「愛しているわ。彼はわたくしの妊娠を喜んでくれたの。だから、破滅させたくない。今回は愛人を突き止めて、彼と別れて貰うの」


「でも、浮気をしたんですよ。彼は。貴方様を裏切って。それでも許せると?」


「信じたくない。きっと女が誘惑したのよ。わたくしの大事なアフェルをっ。だから、わたくしは許すの」


「そうですか。それならお調べしますよ。アフェル様とその浮気相手を」


デイルズは調べてくれた。

そして、アフェルがとある男爵令嬢にのめりこみ、浮気をしている調査結果が出てきた。



アフェルは男爵令嬢に、


「王女様を妻に迎えたんだが、堅苦しくてね。その点、君は愛らしくて安堵出来るんだ」


その調査結果を聞いた時、ジェティエーヌは泣き叫んだ。

新聞社の客間で、恥も外聞も無く泣き叫んだ。


「わたくしは、アフェルを信じたかったのっ。わたくしはアフェルの事が好きだったのっ。今度こそ、わたくしの事を愛してくれて、今度こそ幸せになれると思ったのに?何で?わたくしが王女様だからいけないの?わたくしがわたくしがっーーー。いやぁーーー」


デイルズが慌てて、


「落ち着いて。そうそう、お気持ちは解ります。ジェティエーヌ様。だから落ち着いて。紅茶をお持ちしましょう。紅茶を。甘いチョコレートもありますから」


デイルズが紅茶とチョコレートを出してくれた。


ジェティエーヌは徐々に落ち着きを取り戻して。


「有難う。デイルズ。わたくしはお腹の子の為にも強くなければならないわね。また、離婚しなくては。わたくしは許せないの。わたくしを裏切ったアフェルを許せない」


「それならば、調査結果をまとめておきますから、離婚、頑張って下さいよ」


「有難う。デイルズ。お願いね」



領地から義両親を呼び出して来てもらい、ジェティエーヌは居間で、義両親とアフェルに調査結果を突き付けて。


「わたくしに隠れて、浮気をっ。離縁致しますわ」


アフェルは慌てて、


「子を作っていない。王家の血を大事にしている。私は。浮気の一つや二つ。貴族の夫人なら見逃すべきだ」


ミデー伯爵も、


「そうだ。ジェティエーヌ。貴族の夫人なら浮気の一つや二つ見逃すべきだ」


しかし、伯爵夫人は、


「いえ、その浮気相手に子が出来たらどうするつもりだったのです?アフェル。それにわたくしは女として許せませんわ。ジェティエーヌの気持ち、よく解るわ」


夫人は夫である伯爵を睨みつけ、


「貴方。貴方もよく浮気をしていたわね。わたくし、どれだけイラついたか解るかしら」


義母が味方をしてくれた。


ジェティエーヌはそれが嬉しくて。


「お義母様。わたくしの気持ちを解って下さり有難うございます。前の結婚では夫は浮気をし、沢山の女性と関係を持って、わたくしは辛い思いを致しました。だから今度はアフェルに愛されてその子を宿してとても幸せに思っておりましたのに。それなのに、浮気をするなんて。わたくしはアフェル、貴方と離縁したいと思います」


アフェルは、慌てて、


「子を置いていけ。この子は私の子だ」


「いえ、連れていきますわ。わたくしの子ですもの」


伯爵は怒り狂って、


「この子は我が伯爵家の子だ。置いていくのが当たり前だろう」


伯爵夫人は平手で伯爵をバシっと殴った。

涙目になる伯爵。


「子と親を引き離すのがどれだけ残酷な事か。ジェティエーヌ。わたくしは貴方の力になるわ。我が息子が貴方を苦しめて、本当に申し訳なく思います。慰謝料は払いますから、そのお金で子育てをしっかりして頂戴。でも、できればわたくしは孫に会いたいわ。だって孫ですもの。孫の誕生を楽しみにしていたのですもの」


「ああ、お義母様っ」


アフェルに裏切られて悲しかったけれども、お義母様には味方になって貰えた。

しっかりとこの子だけは産んで、育てなくてはならないとジェティエーヌはそう思ったのであった。




ジェティエーヌが王宮に戻れば、父国王はそっけなく、


「また、出戻ってきたのか。仕方ない奴だ」


王妃である義母は、


「本当に恥晒しだわ。王家の汚点ね」


その言葉に、国王は、


「その言い方はないだろうが。我が娘ぞ。ゆっくりと身を休めて子を産むがいい」


「有難うございます。お父様」



メイドであった母は亡くなっていたので、ジェティエーヌは王宮で本当に孤独だった。

仲のよい使用人もおらず、王女として孤独に育ってきた王宮。

でも、そこしか頼るところがなくて。


慰謝料は出来るだけ残しておきたい。

これから生まれてくる子の為に。


アフェルとは離婚が成立したが、義母であったミデー伯爵夫人は王都に残り、足繁く王宮に顔を出して、


「わたくしが力になるわ。安心して頂戴。貴方から子を取り上げるつもりはありませんわ。ただ、孫の顔を見たいだけ。時々でいいの。孫に会わせてくれれば、わたくしはそれだけで満足だから。ジェティエーヌ王女様。貴方の力になりたいの」


ジェティエーヌはミデー伯爵夫人に、


「アフェルの事が可愛いのでしょう?何故、わたくしの子に執着するのです?」


「息子の事は可愛いわ。でも、夫に裏切られたわたくしは、泣いて過ごしたの。その気持ちがとても解るから。貴方の力になりたいの」


「有難うございます。ミデー伯爵夫人」


夫人が時々、話し相手になってくれて、ジェティエーヌは寂しくなかった。

本当の母のように接してくれて。


月満ちて丸々した男の子を産んだ時、人一倍喜んでくれて。


「ああ、アフェルの赤ちゃんの時のよう。そっくりだわ。有難う。無事に産んでくれて」


涙を流して喜んでくれた。




子育てをしていると、アフェルが面会に訪れた。

仕方なく会ってみると、


「戻って来てくれないか? ほんの出来心だったんだ。母も孫が出来て喜んでいる。私が愛しているのはジェティエーヌだけだ」


「わたくしがどれ程、悲しかったか解る?わたくしは戻る気はありませんわ。慰謝料も貰っております。もう二度と会いに来ないで下さいませ」


アフェルはがっくりしたように、その場を去って行った。




それから、月日が流れて、ジェティエーヌは子と一緒に、とあるところで今、暮らしている。


「何でこうなったのか、いまだに解らないんだが」


「いいじゃない?わたくしは貴方と暮らせて幸せよ。行ってらっしゃい。貴方。今度お帰りになるのはいつ?」


「三日後かな。泊まり込んで調べなければならない仕事があるから」


「頑張ってね」


三歳になる息子も手を振って、


「おとうさま、いってらっしゃい」


「行ってくるよ。ジェフ」




夫が置いていった新聞を見てみれば、最初の夫、ゼルドが行方不明になったという記事がさりげなく載っていた。

夫はわざと置いて行ったのだろう。


ジェティエーヌと離縁してから、世間の風当たりが強く、公爵家は親戚に譲らざるを得なくなり彼自身は平民に身を落としていたらしいが。

そこらで野垂れ死んだのか、それとも、


新聞には、


― 彼は美男だから、変…辺境騎士団にさらわれたのであろうという見方が有力だ ―


と書いてあったのだが、

ジェティエーヌには関係ない。


最初の夫の事なんて忘れてしまった。

二番目の夫アフェルの事は凄く愛していたけれども、浮気をした時点で心が冷めてしまった。

彼は伯爵令息として暮らしているみたいだが、ジェティエーヌと離縁をした事でやはり世間の風当たりは強いのだ。


いかに、象徴の王家とはいえども、その血をないがしろにした罪は重いのよ。


今の夫はジェティエーヌをとても大切にしてくれる。

ただ、忙しくて平気で3日程、家を空けるが仕方がない。


愛しい息子ジェフと共に、ジェティエーヌは夫がいない間、家を綺麗に掃除しようか、今日は何をしようかと、幸せに浸るのであった。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
面白かったです! 2回も離婚することになってお気の毒だけど、これはちょっと夫婦関係を維持するのが難しい男性陣(;´∀`) お姑さん(ミデー伯爵夫人)が味方になってくれたのが新鮮!お姑さんも苦労したのね…
メイドに手を出す屑が1番の原因かな
まともな降嫁先を選べないあたり王家に力がないのは事実で、新聞に翻弄される貴族も含めてゆるやかに民主制に移行する過渡期ですかねえ…。 アフェルは辺境騎士団のお眼鏡に叶わなかったのかしら?
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ