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「テストどうだった?」

「ダメだぁ、この、大問2の最後のやつわかんなくてさあ、空白で出しちゃった」

「う、うん。私もその、わかんなかった…」

「私はわかりましたよ」

「え、まじで!?なんだっけここの公式」


 定期テストの空白時間、次のテストの前準備。資料集の範囲内のところをめくりながら駄弁る四人。しかし早々に諦めたのか、ユキちゃんが資料集を閉じてさっき終わったばかりの数学のテストを出す。ペラペラとめくって、件の問題を提示した。


「前問でxの値が定まっているので、あとは…」

「あ、あ、あーーー!今わかった!勝手に察したわ!くそっ、テスト中に出てこいこの閃き!」

「うはは、あるあるw」

「ふふっ…」


 すっかり項垂れてしまったユキちゃんを尻目にまた資料集に視線を落とす三人。しかし、彼女が言った一言でそれは中断される。


「…流石にそろそろ席に戻ろうか。時間」

「え、まじ?」

「あ、ほんとだ」

「じゃあ、また昼休みにでも集まります?」

「いーよー」


 そうして、解散。その休み時間は、それで終わり。

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