表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
8/28

#8 辛い過去

 そして2日後、僕は、アリアちゃんの部屋に呼び出されていたためアリアちゃんの部屋にいた。


「もし良かったらアリアちゃんの事について教えてくれないかな? 」


「雅人くんにならなんでも話したいって思ってたからもちろん良いよ! あたしの胸の事かしら? 」


 僕は、顔を赤くしながら返事をする。


「違いますよ!真面目な話でお願いします」


「そうだね~あたしも実のところはコミュニケーションを取るのが、苦手で子供の頃はよくトラブルを起こしてたわ。

 だけど、あたしは銃を使うのが得意で13歳の時にこの世界で戦争みたいなのが、起きたんだけどなかなか上手く流れをこっちに引き寄せられなかったわ。その当時この世界で王子をしていた方ですら敗北だった。


 だけど、あたしが本格的に参戦してから流れはこっちに来るようになって気がつけば、私たちの勝利で厳しい戦いを制してからあたしがこの世界の指揮をとるようになって14歳から王子だった人が辞めて変わりにあたしが女王になって今に至ってるの。


 でも女王になって幸せがたくさんやって来るのかなと思っていたら甘かったわ。 夜とかに急に寝ていたあたしに男性しかもおじさんみたいな人が襲いかかってきたりして上半身裸にされたこともあってそれからは、男が嫌になってしまった。


 それだけじゃないわ。他にもお城に来る男は、みんな不真面目すぎる奴ばかりで、見た目は真面目そうに見えてもいざ、話してみるとまともじゃなかったりしてそれからあたしは、男なんてこの世界には、入らないって!強く思ってしまった。


 でも、雅人くんは違って本当に真面目な方であたしがその真面目なところを崩してあげたいって言う本能みたいものが出てきてるんだけどね」

 

「そうだったんだ! 僕は、アリアちゃんに何かあった時は必ず助けてあげるし、傍にいるから大丈夫だよ」


「ありがと!あたしも雅人くんに何かあった時は必ず助けるし、ずっと毎日傍にいるから安心していいんだからねっ」


「ありがとう!でも気がついたら固い部分が少し取れてしまってる! 」


「良かったじゃん!あたしも雅人くんと出逢ってから女の子らしさが戻ってきたかなと思ってる! 」


 これでお互いまた一歩男女の関係に近づいていくのであった。


 その一方でアリアちゃんを狙おうとしている悪者たちは、計画を進めていた。


「こうなったら確かお城の地下にアリアの部屋があったはずだから地下のどっかの部屋に爆弾を仕掛けておこう!これなら今から24時間後に爆発する時限爆弾だから誰が仕掛けたか分からないし良いんじゃない? 」


「それ良いな! これでアリア時代は終わりで変わって俺たちがこの世界の王になれるんだよね」


 そして僕は、自分の部屋に戻って椅子に座ってると少し物の置場所が変わってることに気づいた。


「あれ?ここに本を置いていたのに置場所が少し変わってるのが気になるな。まぁ、でも気のせいかな」


 しかし僕は、気づくことはこの時出来なかった。


 そして僕がその日の夜に軽くシャワーを浴びているといきなりクレアが乱入してきた。


「お兄ちゃん~♪一緒に入ろう! 」


「何、言ってるんだよ!しかもタオルも巻かずには、裸で…」


「良いでしょ!ほら一緒にお風呂に浸かろっ! 」


 僕は、仕方がないので一緒に浸かることにしたが、明らかに本当の妹ではないため抵抗はあった。


「天道くんがいなかったら今ごろ私は、死んでいたんだなって思うと本当に天道くんに感謝だなって思うし、惚れちゃった! 」


「何、言ってるんだよ!ただ僕も妹は欲しいなって言う憧れはあったから嬉しいなって思ってるよ」



 するとアリアちゃんが、脱衣場から声をかけてくる。


「雅人くん、クレア知らない? 」


 僕は、危ないと感じたためクリアさんに指でシーと合図をしてから話す。


「さっきまでトイレにいたはずなんだけど、分からないな」


「そっか、それなら良いよ! 」

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ