#3 甘えた放題チケット
「それならこれで契約成立だね! それと今回の治療の件であたしがキスしたことは、誰にも内緒だからね」
「はい!もちろん内緒に致します! 」
「それならよろしい! それとこれからあたしの事は様は、いらないからね」
「どうしていらないのですか? だってアリアさんは、女王様なんですよ! 」
「他の人には、それが良いって思うんだけど古山くんは、あたしが気に入った人だから様は入らないの。警備員の人にも今、一括メールしておくわ」
「それでは、アリアさんでよろしいでしょうか? 」
「さんは、固いしなんか眠気がきてしまうわ。ふわぁ~ 」
「そうなんですか?くんもおかしいですよね? 」
「あたしは、女王なんだから一人の女の子だよ!だからくんは、違和感ありありだよ」
「でも僕は、呼び捨て出来ないからどうしたら良いんだろう~
それでは、アリアちゃんで良いですか? 」
「それならOK!親近感が沸いてくるからそれ良いね! 」
「でもアリアちゃんってまるで彼氏彼女関係みたいですし、そう回りの人から勘違いされたらどうするのですか? 」
「勘違いする奴は勘違いしてたら良いんじゃないかな? それじゃあたしは、古山くんの下の名前が雅人だよね? 」
「はい!僕は、古山 雅人なので合ってますよ! 」
「それじゃあたしは、雅人くんって呼ぶわね。そう言えば雅人くんは、今年で20歳であたしは、21歳だから一つしか変わらないんだよね。ますます親近感が沸いてくるね」
「僕も親近感が沸いてきますね! そう言えばお仕事はいつからになるのでしょうか? 」
「明日からになるね!でも最初のうちは、あたしが教えてあげるから安心してね」
「アリアちゃん、ありがとうございます! 」
「あたしは女王なんだから、そのくらいはするわよ! それと雅人くんの部屋はあたしの部屋の隣になるからそこを使ってね」
「ありがとうございます! 」
こうして明日からは仕事が始まるためいよいよ本格的な異世界生活が幕を開けるのであった。