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#25 脱出に向けて

 アリアちゃんの顔がすごく真っ赤になっていた。


「雅人くん、やっぱり良い男だね! さらに惚れちゃったじゃん」


「クレアもお兄ちゃんは、良い男だと思うよ! だって私もお兄ちゃんの今の言葉を聞いて胸のドキドキが止まらないもん」


「二人とも僕は、良い男なんかじゃないよ!頼りないところもあるしアリアちゃんにいきなり抱きついて甘えてしまう時もあるからぜんぜんだよ」


「雅人くんのその謙虚さがまた、一人の男としてのポイントが上がるんだよね! 」


「うん、うん!クレアもそう思うよ! 」


「僕は、別に謙虚じゃないと思うけどな」


 するとアリアちゃんは、僕の左ほっぺに、クレアは僕の右ほっぺにお互い目をつぶって口を尖らせて優しくキスをしてくれた。


「ちょっと二人から同時にキスなんて恥ずかしいよ」


「どう? こんな出来事に遭遇そうぐうすることは滅多にないと思うよ」


「クレアもそう思うね!二人の女の子から同時にキスされることって本当にないと思うからね。それでとうだった? 」


 僕は、顔を真っ赤にしながら答えた。


「そりゃすごく嬉しいし、それこそドキドキがとまらないよ! 」


 そしてアリアちゃんが笑顔になっていたところにいきなり銃の音が聞こえてきた。


 銃声「バキュンッ、バンッ! 」


「これは銃の音だよ!みんな銃の準備を至急してね! 」


 二人は、急いで銃の準備をしていき準備完了にしてアリアちゃんが僕たち二人にこう言った。


「レインボーライナーがやって来るのは明日で今は夕方だからみんなでしのぎたいね! 」


 すると銃を持っている撃ち続けているウルトラワールドの軍隊が僕たちの存在に気づかれてしまった。


「おい、あそこにこの国では見掛けない奴らがいるぞ。引っ捕らえろ! 」


「はい、分かりました」



 僕たちは、ある程度距離をとるために走っていく。


「クレア、こんなの恐いよー! 」


「クレア!僕が守るから大丈夫だよ! 」


「ありがと!お兄ちゃん! 」


 しかし軍隊二人は、足が意外と早い上にどんどん銃を撃ってこられるため避けるのに精一杯な状態になっている。


 すると軍隊の奴は、的中率を高めるためにターゲットを定める作戦に切り替えていきクレアの左腕のところに軽く当たってしまった。


「痛っ、すごく痛いよ! 」


「クレア大丈夫か! 」


「クレアちゃん腕から血が出始めてるよ! 今、ハンカチで手当てするから待っててね! 」


「アリアちゃんレインボーライナーの前に病院は、あるのかな? 」


「うん!駅の目の前に総合病院があるけど」


「よし、それならクレアを総合病院につれていってくれないか? 」



「何、言ってるんだよ!そんなことしたら雅人くん一人になるじゃないか! 」


「クレアなら大丈夫だよ」


 僕は、二人に少しきつめに言った。


「クレアは、大丈夫じゃないしアリアちゃんは、早く病院に連れていってくれ!僕なら大丈夫だから」


「だけど、雅人くんが…」


「アリアちゃん心配してくれてるのは、すごく嬉しいけど今は、クレアを守るためにお願いだから連れていってくれ! 」


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