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#20 リベンジマッチの幕開け

 それから5時間をかけて全員で440個のおにぎりを仕上げてお米が無くなったため任務完了となった。


「よし、これで終わった~! あとはクレアに作った440個のおにぎりを隣の小屋にあるおじさんのトラックに乗せていってくれないかな?ゆっくりで大丈夫だから」


「分かりました!それじゃみんなで作ったこのおにぎりをクレアがトラックにちゃんと積んで来るね」


「クレア全部トラックに乗せていくのは、しんどいと思うけど、お願いするね」


「アリア様、雅人くん分かりました! 」


 そしてクレアは、さっそく作ったおにぎりをトラックに乗せていく作業に取りかかっていく。


 するとアリアちゃんが何故かこのタイミングであの事を思い出してしまった。


「そう言えば雅人くん、場所は違うけど、今日の夜リベンジマッチしない? 」


「アリアちゃん、なんのリベンジマッチなのかな? 」


「朝までベットであたしと一緒に寝て、それで雅人くんがこのまま耐えることが出来た場合、もしくは先にあたしが惚れてしまった場合は、雅人くんの勝ち。だけどそれまでに崩れてしまったらあたしの勝ちと言うあの勝負よ!前回は引き分けに終わったけど今夜こそ決着をつけたいなって思うからね! 」


「アリアちゃん、あれは、ちょっと僕からしたら過激すぎる気がするんだけど」


「雅人くん、早くも敗けを認めるつもりなのかな? 」


「誰もそんなこと言ってないよ! 」


「それじゃ開催決定ね!でも今回は、一つだけルールが違ってお互い上半身裸って事で、抱き合ったりなどで自然に触れてしまうのはセーフだけど、先に相手の体に自ら触れた方が敗けと言う事で、どうかな? お互いのリベンジマッチにはふさわしいでしょ」


「アリアちゃんそれは、過激すぎるよ!アリアちゃん前はビキニで勝負だったのに上半身裸は、ダメだよ」

「でもその代わり前回のあたしへのアドバンテージは無くしてるし、雅人くんも上半身裸になれるんだから良い戦いになると思うよ!それとも早くもあたしの身体に触れたくなってきたのかな? 雅人くんって変態だったのかな? 」


「アリアちゃん、僕は、変態なんかじゃないよ! 」


「それなら堂々とあたしと勝負しなさいよ」


「分かった!それじゃ勝負するよ」


 気がついたら僕は、アリアちゃんの挑発ちょうはつにのせられてしまっていることに気づいた。


「男ならそう来なくちゃね! それじゃさっそく隣の部屋に入ろ♪」


「ちょっと待って!でもクレアが戻ってきて部屋を開けられて見られたらどうするの? 」


「大丈夫だよ!クレアは確かに体力はあるけど8歳の子におにぎり440個をトラックに積んでいく作業は並大抵じゃないと思うし家に着いたらすぐ疲れて寝ると思うから大丈夫だよ」


「そうなのかな~ 」


「そうだよ、あたしは女王様なんだからこのくらい分かるわよ!それじゃ隣の部屋にレッツゴー! 」


 こうして前回よりも過激な戦いがベットの上で起きようとしていた。果たして先に手を出してしまうのは、どちらなのでしょうか?



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