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#16 妹とお風呂

 そして僕は、クレアのお父さん代わりとしてお風呂に入るため一緒に脱衣場に行って服をお互いに脱いでいくが、僕の中ではアリアちゃんに話さずにクレアとお風呂に入ることについて罪悪感を感じていた。


 するとクレアが上半身裸になって下着一枚になってから僕に質問をしてきた。


「そう言えばお兄ちゃんって昔、すごくモテたでしょ? 」


「えっ?何でそんなこと思ったのかな? 」


「だって優しいし頼りになるし、女の子からしたらきゅんきゅんする要素ばっかりだと思うから」


「僕は、残念ながら昔からモテなかったんだよね」


「えっ?嘘なんでモテなかったの? 」


「簡単に言えば、どうやら僕が優しすぎるかららしいね。適度に優しいのは良いらしいけど、優しすぎると女の子に一人の男性目線としては、あまり好感を持たれないらしくてそれが原因かなって思ってるかな。

 だからこの世界にやって来て女王様のアリアちゃんから好感を持たれたときはすごく嬉しかったね」


「そうだったんだ。でも私もまだ8歳で子供だけど、雅人くんの事好きだよ! 」


「いきなり上半身裸で何を言ってるんだよ! 」


「このタイミングだからこそ私の気持ちを言おうと思ったんだよ」


「いやいや、このタイミングで言われたら変に意識してしまうじゃん」


「意識してくれていいんだよ!それじゃ寒いから早く入ろー」


 するとクレアは、下着もさっと脱いで何故か僕の手を引っ張っていく。


「ちょっと待ってよ~」


 そして僕たちはお風呂に入っていくとクレアが石鹸をつけ始めた。


「それじゃお兄ちゃんは、先に浸かっててね」


「うん、分かった! 」


 僕は、クレアの全裸姿が見えないようにするために後ろを向いているとクレアがいきなり立って僕に話しかけてきた。


「お兄ちゃん、何で後ろ向いてるの?私の身体って汚く見えるの? 」


「それは違うよ!ただ異性だし、クレアが嫌がると思うから」


「私は、お兄ちゃんが後ろ向いてる方が嫌だし傷つくなぁ~ それともおっぱいが年齢の割には意外と大きいからかな? 」


「別にそんなことは思っていないよ。それじゃ前を向いておくね」


「うん、お願いするね! 」


 僕は、こんなことを思ってしまった。


 アリアちゃんといつかこうやってお風呂に入りたいな~それで抱かれてみたい!


 それからクレアちゃんは、身体と頭を洗い終わってから僕も恥ずかしながら身体と頭を洗っていき無事に終わって出ようとしたらクレアが僕に言った。


「ちょっとだけ一緒に浸かってくれない? 」


「うん、ちょっとなら良いよ! 」


 僕は、上がる前にクレアと一緒にお風呂に浸かっていくとクレアはすごく嬉しそうにしながら言ってくれた。


「今日は無理言ってごめんね。それとありがとう!すごく良い思い出が出来たよ」


「謝らなくて良いよ!僕の方こそ楽しかったよ」


 するとクレアは、いきなり僕に抱きつきながら言った。


「お兄ちゃん、大好きだよ! これからもよろしくね」


「僕もクレアの事大好きだよ! 僕の方こそこれからもよろしくね」


 それから僕たちは、ゆっくりとお風呂を上がっていった。


 ちなみにその頃アリアちゃんは、ウルトラワールドに行くためにパスポートの手続きに出掛けていた。

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