表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
34/165

第23話 時間停止中の攻略

 日差しが強いサバンナ地帯の上空を、私は努を抱えて移動中。


 画面右上のデジタル時計は、お昼の12時で止まっている。エンドレスバトルの特徴の1つだ。


 現実世界の時間が止まり、ゲーム世界の時間だけが進むということ。


 ちなみに、『デスゲーム』は並行時間。『鳥籠』は倍速時間となっていて、違和感は少ない。


 時の流れは変わらず、ただ、現実と差が生まれるだけ。慣れれば、普通の生活に戻れる。


「ルグアさんは、何歳ですか?」


 努からの質問。私は、


「16。逆におまえは、いくつだ?」


 と聞き返す。


「18歳です。ルグアさんの方が、僕より年下ですね」


 そうこうしてる間に、見えてきたのは、全体的に神々しい、黄金城ダンジョン。


 広大な敷地に建物が3つ重なり、跳ね返す眩い日の光に目を細める

 周辺には、ガーディアン。


 それを掻い潜り、城内に潜入すると、本日2度目のダンジョン攻略開始。


(厄介なやつが、ごった返していそうだな)


 思考で感じとる自身の不安感に、目を背けながら剣舞を披露すると、努が後ろで援護を行う。


 剣と魔法の世界は悪くない。戦いに終わりはなくなった。


 これから始まる。ログアウトするための攻略は、山あり谷あり谷底ありの深淵。


 私のプレイにリスタートは必要ない。その分努力すればいい。ガーディアンは増えていく。


 今は、敵を倒し続ける。努はオーブのお零れをもらいながら、身を護る。


 なかなか減らない相手を縦横無尽に切りつけ、道を切り開いていった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ