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番外第4話 街を活性化(WM46年)

 ガロンとセレス、レーナの3人は、努の街を歩いていた。理由は、世界大戦で活気がなくなったからだ。


「そういえば、あなたたちのリアルネームは教えてもらったけど、アタシの名前は伝えてなかったわね」


「ですね。今思ったのですが。この前、自分のことを『わたくし』って言っていませんでしたっけ?」


「あの時はあの時よ。今では、無関係だわ」


 セレスの質問に、冷静に答えるレーナ。わたしは、そんな2人のやり取りを聴きながら、広場に向かう。


 努の街は、地上と地下に拠点があり、基本的に地上を中心として機能している。


 エリアも複数別れていて、大きく分けて北の【ノースエリア】、南の【サウスエリア】、西の【マーケットエリア】、東の【インダストリアルエリア】、中央と地下の【タウンエリア】の5つ。


 さらに詳しくすると、サウスエリアには、運搬船等の発着地。ノースエリアには、〈アナグリム・ノワール〉の小屋。


 マーケットエリアは、野菜等の畑。インダストリアルエリアには、鉱山があって、それぞれに適した環境になっている。


 だが、最近不作が続き、住民の笑顔が消えていたため、活気を戻すために街を歩いている。


「セレス、ガロン。自己紹介いいかしら?」


「いいですよ」 「はい、お願いします」


「じゃあ。アタシの本名は東間麗奈。プレイヤー名は、そこから取ったものなの」


 女3人、タウンエリアを見回りながら街を活気づける方法を探す。そして、中央広場に行くと、やけに騒がしい声がしていた。


 良く見ると、人だかりができていたのだ。エルフのわたしは空を飛び、中心を確認する。


 老若男女問わず盛り上がっていて、安全高度の100mでも、やっと視認できるかできないかくらい。


 何とか中心を見ることができたが、そこにいたのは、ルグアだった。


『おっ!! ガロンたちも来ていたのか!! よかったら見ていけよ? 今から魔法で面白いことすっからさ』


 たったの高度100mという低い位置にいるのに、ルグアが気づいたのは驚いてしまう。加えて、ちょうどやることが終わっていたので、ここは甘えて見ることにした。





 ※第4.5話に続く


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