9話 ミリア Aランク昇格
俺はミリアの家で朝を迎えた。
「もう朝か……」
「ミカエラおはよう!」
「何故俺の横で寝てる?」
「えっと……起こしに来ようとしたら気持ち良く寝てるから、私も寝ちゃった!てへぇ」
「てへぇ、じゃない!早く退いてくれないか……」
「別に良いじゃない!兄妹みたいなものじゃない!」
「いや、歳考えろよ!」
「はーい……」
少しミリアは子供ぽい事もあるんだな……
こうして俺とミリアは、リビングに行く。
「お母さんおはよう!」
「レイさんおはようごさいます!」
「ミリア、ミカエラ君おはよう!朝食できてるわよ!」
「美味しそう!頂きます!!」
「ねぇミカエラ今日、どうするの?」
「俺は依頼を受けるよ!」
「じゃあ、私もギルドに一緒に行く!」
朝食を食べ終わり、ミリアとギルドに向かう!
「何してるんだ早く俺につかまれ!」
「ん?どう言う事?」
「まぁ良いから、触れれば分かる!」
「分かった……」
そしてミリアはミカエラの肩に触れる。
「転移」
そうミカエラが言うと、景色が変わりギルドの裏にいた。
「えっ今何したの?」
「転移魔法だよ!1度行った場所なら転移できるんだ!」
「転移魔法か凄いな……でも、この魔法は人前で使っちゃダメだよ!」
「分かってる、だから誰もいないギルドの裏に来た!」
「何で人がいないって分かったの?」
「千里眼は魔力にもよるが、俺の場合2キロ程探知できる……」
教えても良かったのか………? まぁいいか、ミリアなら誰にも言わないと思うし……
「さて、ギルドに行こうか!」
「うん!」
二人はギルドに依頼を受ける前に1度受付カウンターに行く。
「あれ、何でこのカウンターにアリシアさんが?」
「実は私、昇進しました!」
「おめでとうごさいます!」
「ありがとうございます!」
「そう言えば昨日、冒険者登録で忙しかったので言えなかったんですけど、盗賊を殺してしまいました!」
「ん?もう1度お願いします!」
アリシアは聞き違いかもう1度聞く。
「俺、盗賊を殺しました……」
「ギルドマスターーーーー」
アリシアは叫びながらギルドマスターの所に行ってしまった……
「なぁミリア?俺なんか変な事言ったか?」
「言ってないよ! ただ、アリシアさんは昇進したばかりだから、盗賊を倒したとき、どうしたら良いか分からないんじゃない?」
「そう言う事ね!」
2人が話しているとアリシアが戻ってきた。
「2人とも中に入って……」
「またか………」
「だねー………って何で私も?」
「良いから行くぞ?ミリアも戦ったんだから!」
「分かった………」
って言っても私、何もしてないし……と思いつつ着いていく。
「ギルドマスター、失礼します!」
「入って良いぞ!」
ミカエラ達は部屋に入りソファーに座る……
「アリシア君?君も座りなさい!」
「は、はい!」
アリシアもソファーに座り、話が始まる。
「さてミリア君、ミカエラ君が盗賊を討伐したのは本当か?」
「はい!私も見てましたので、真実です!」
「今、何か証明する物はあるか?例えば所持品とか身分がわかるものとか……」
「はい!今出しますね!」
俺は魔法袋から盗賊達を取り出した。
「ミカエラ君、君の強さは知ってるが、本当に1人で倒したのか?」
ごめんねー健君………立場上聞かないと聞かないと、いけないんだ………
アレクは心の中でそう思う。
「いえ、ミリアが手伝ってくれました!」
「いや……さっきも言ったけど、私何もしてないよ!」
「いやいや、ミリアが時間稼いでくれてたから倒すことが出来た!!」
「……………」
確かにそれは本当の事だからミリアは何も言えなかった。
「ちょっと2人共、話してる途中経過悪いが続きを話しても良いかな?」
「あ、すみません!」
「先程ミリア君も手伝ったって言ったが、ミカエラ君が良ければミリア君をAランクに昇格できるんだが良いかな?」
「何を言ってるんです?」
ミリアはアレクが言っている意味が分からなく、言葉に出してしまった。
「ミリア君Aランクに為るために必要な事は分かるか?」
「すいません!忘れてしまいました……」
「Bランクの依頼の数か強敵のモンスターを倒す事、それと警護か盗賊退治この両方をの依頼を成功したら、Aランクに上がる事ができる。そしてミリア君はBランクの依頼を50件以上成功している。そして、今このギルドにちょうどミカエラ君とミリア君が倒した盗賊の依頼がある。ここまで言えば僕の言いたい事が分かるかな?」
「私は得するけど、ミカエラが得しないから断ります……」
「何を言ってるんだミリア?別に良いぞ?」
「でもなぁ……」
「良いから良いからAランクに為っちゃえよ!」
俺は笑顔でそうミリアに言う。
「ミカエラがそこまで言うなら……ギルドマスター、そう言う事なのでよろしくお願いします!」
「分かった!」
「そう言う事だからアリシア君、この盗賊達の依頼書を持って来てくれるかい?」
「すいませんギルドマスター!この盗賊達の名前が分かりません……」
「こいつらはレットテイルってグループのメンバーだ。」
「すいませんありがとうございます!」
「今日、昇進したばかりだから仕方ないよ!」
「はい!では取って参ります!」
こうしてアリシアは部屋から出て行き、依頼書を取りに行った。
「健君とミリア君、この盗賊達の事で今から話すけど良いかな?」
「良いですけどアレクさん、ミリアが困惑してしまうので、ミカエラでお願いします!」
「了解したよ、ミカエラ君」
「それでアレクさん、俺たちが倒した盗賊達の話って?」
そこでアリシアが戻ってきた。
「ギルドマスター!依頼書を持って来ました!」
「入ってくれ!」
「失礼します!」
「2人共話をする前にミリア君この依頼書にサインしてくれるかい?」
「分かりました」
ミリアが名前を書いて、アリシアに渡す。
「これで依頼受付完了、そして依頼成功確認しました!」
「それでギルドマスターさっきの盗賊達の話の続きをお願いします!」
「続きって言うか報酬金の話ね!」
「分かりました」
「このレットテイルは10名のメンバー、それに元Aランクの冒険者でね誰も立ち射ちできなかった……だからギルドの指名手配書を作り1人辺り金貨5枚になっている。それと、依頼の報酬金が白金貨3枚になっている。なので計白金貨8枚になる!」
「ミカエラが貰いなよ!私はミカエラが居なければ死んでいたし、そもそもミカエラが全員倒したんだから!」
「いやいや、ミリアが居なければ盗賊達は倒せずに、逃げられていたしな……半分半分で良いよ!てかミリアの依頼報酬金だろ?」
「分かったわ!半分にしましょう」
「そう言う事なのでギルドマスター半分に分けてもらえませんか?」
「了解した!」
そして俺たちは白金貨4枚ずつ貰った。そしてアリシアとミリアは部屋から出ていき俺は部屋に残る。
「どうしたんだい?」
「いや、えっと、お金の数え方が分からなくて、教えてください!」
「そっかぁ、昨日はこの世界に来たばかりだもんね!分かった教えるよ。」
「お願いします!」
「この世界には、鉄貨・銅貨・銀貨・金貨・白金貨がある。それで鉄貨は1枚で1円、銅貨1枚で百円、銀貨1枚で千円、金貨1枚で一万円、白金貨1枚で十万円になっている」
「そっかぁ、ありがとうございます!」
そしてミリアを再びこの部屋に呼び戻した。
「何?ミカエラ?」
「ミリアちょっと待ってて……」
「アレクさん、何か激レア素材あります?」
「ドラゴンの爪と角持ってるよ!」
「それどちらか使っても良いですか?」
「ん?どう言う事?」
ミカエラはアレクの耳元で話した。
「本当かい?」
「はい!できると思います!」
「では、僕の分もお願いしようかな?」
「分かりました」
それで俺は錬金術を行った。
「初めて錬金術使ったから上手くできてるか分からないけど見た目はかなり良い感じだ!」
「何これ、袋?」
「ミリア、中身見てごらん!」
「え、嘘!!これ魔法袋じゃない!今何したの?」
「錬金術だよ!」
「れ、錬金術?これは……」
ミリアは言うのをやめた、何故って?それはミカエラだからだよ!いちいち言っていたら、切りがない……
「この赤色の魔法袋はアレクさんにあげます、そして青色の魔法袋はミリアにあげるよ!」
「良いの?」
「うん、ミリアのAランク昇格祝いに作った物だから!」
「ミカエラ、ありがとう」
「喜んでくれて良かった!それと、そう言えばアレクさんドラゴンの爪と角の料金払います!」
「要らないよ!僕も魔法袋貰ったしね!」
「分かりました!」
「ではこれで用事もすんだので失礼します!」
こうして俺たちは部屋から出てカウンターの方に歩いて行った。
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